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White Snake/ White Snake(1987)

 

出逢いというのは、とても不思議なもので、ギターを意識して最初に聴いたアルバムがこれでなければ、随分、ぼくの人生は違うものになっていただろう。


それまでポップスしか聴いたことのなかったぼくが初めて聴いた「ハード・ロック」が、ハード・ロック史に永遠に残るであろう名盤だった。 喉の手術を経て、それまで以上に強靱な声を手に入れたDavid Coverdaleと、今なおぼくのFavorite Guitaristの一人であるJohn Sykesのコラボレーションは、すさまじいテンションを生み出す。 オススメは①②③⑥⑨ シングルカットされヒットした④⑤は、この中では今一つ。 当時若干印象の薄かった⑨(Don't Turn Away)も今聴くと、これはこれで見事。 ZEPの猿まねと評された③(Still of the Night)は、時代を超えて生き残ったことで、本家に勝とも劣らない名曲であることを自ら示した。 リメイクでありながら、Johnの重厚なリフと超絶リズム・セッションに支えられて新しい命を得た①(Crying in the Rain)は、実は、故Cozy Powellのつくりだした最高傑作・・・ ②(Bad Boys)はシンプルなリフにDavidの声とJohnのリフが誰にも真似できない命を与える・・・その後、Steve Vaiの加入したWhitesnakeのブートレッグで演奏されていたこの曲は、まるで別物ように退屈な曲だった・・・ そして、ロック史に残る名バラード⑥(Is this Love)・・・初めてギターを手にしてコピーしようとした、このリフとソロの美しさ、そして奥深さ・・・昨年の来日公演で初めて生で聴いたとき、不覚にも涙があふれた。 それほどに、この曲で聴かれるJohnのロングトーンのヴィブラートは絶品である。 (なお、曲順は全て日本版ベース)

Posted by 47th : | 10:10 PM

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コメント

DON\'T TURN AWAYはほんと名曲です。
エンディングが名曲にしていると思う。
OLD MAN AND THE ANGELもそんな感じ。
あのエンディングがあることで、曲の質を2ランクぐらいアップしてる気がする。

数年前にちょっとコピーしてみた。
あのエンディングの感じは出せない。

STRAIGHT FOR THE HEARTが好きな人がいるけど、理解できない。
いや駄曲ではないけどさ。
君がお薦めでなくてちょっとほっとした。

Posted by ×○ : May 3, 2005 12:44 PM

>DON\'T TURN AWAYはほんと名曲です。
>エンディングが名曲にしていると思う。
意見があって光栄です(笑)
昔はそれほどでもなかったんだけど、齢を重ねると、あれはいい。DavidとJohnの間のtensionの高さを感じる。ある意味、Johnが脱退したのに、あのtensionを手をつけずに残したところがDavidの英断だったのかも知れない。
Straight for the Heartも含めて、本文でとりあげなかった曲は、うまいボーカル、うまいギター、うまい・・・で、まあ曲も悪くないけど、それだけのこと。
今、時間のない中で、あえて聞きたくなる曲ではないな。

Posted by 47th : May 3, 2005 06:24 PM

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