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大荒れ年俸更改・・・

中継ぎやってられん!藤川あまりの低評価に怒りの保留 (SANSPO.com)

阪神、藤川球児投手(25)が28日、甲子園球場内の球団事務所で契約更改に臨み、4800万円増の7000万円の球団提示を保留した。希望額とは2000万円の開きがあり、「この額なら中継ぎやめます」と爆弾条件も突きつけた。
(中略)
今季、最強セットアッパーとして、セ界を震撼させた。プロ野球新記録の80試合登板、防御率1.36、53ホールドで最優秀中継ぎのタイトル受賞など、前人未到の快挙でリーグ優勝に貢献したのに・・・ 「今回は非の打ち所のない成績を残せました。ぼくからの歩み寄りはありません。提示額とけっこう差がありますが、ぼくは“これぐらいは最低です。これぐらいもらえないと同じポジションでやる意味はない”と伝えました」

とりあえず、本当にVの功労者だと思うんで、何とかして欲しいというファン心理が先に立つんですが、このVの後の年俸関係のごたごたって、本当にどうにかならないんですかねぇ?
理屈的には、典型的な不完備契約の例なんですが、それにしたって、もう少し合理的なフォーミュラを最初に提示することは無理なんですかね?
「査定ポイントが蓋を開けてみないと分からない」という話をよくきくんですが、これって、ぼったくりバー・・・あるいは、超高級レストラン?の逆バージョンみたいなもので、飲むだけ飲んでお勘定を見たら「何それ、きいてないよ」という状況ですよね。
徒に年俸をあげることが球団として正しい選択だとは思いませんけど、余りにも年俸更改で選手側の期待水準との開きが大きくなってしまうとインセンティブ問題(過小投資問題)が生じてしまうわけで、この辺りも、結構経済学的なアプローチが有効な分野なんじゃないかと思うんですが・・・・えっ?問題提起だけじゃなく、自分でやれ?
今は独禁法の経済分析のゼミのプレゼンとペーパーに追われているんで、冬休みになったら、また考えてみます。はい・・・ああ、でも本当に、お願いなんで、藤川には、もうちょっと色をつけてやって下さい。


Posted by 47th : | 07:49 PM

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コメント

激しく同意!
こんな査定基準の不備を堂々とぶつけるような体質だから・・・(以下自粛)

Posted by ろじゃあ : November 29, 2005 05:07 AM

他人の給料なので基本的にはどうでもいいのですが、「実績を見てくれ」と言われれば、登板数や防御率を勘案すれば他の投手と比較して「安い」のかもしれません。
ただ、UP率で見れば数百%ある一方、もし来年、故障で1試合も登板が無かったとしても、今年のベース給料までは下げられません。(30%くらいでしたか?給料下がる限度は)
球団の肩を持つわけでもないし、優勝したとき位は上げてくれ、という主張もわかるのですが、あまり被害者ずらをするのもどうかな、と。

Posted by koneda : November 29, 2005 11:46 AM

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