ノムさん挑発「岡田は変わっとる」 (デイリースポーツ)
楽天の野村克也新監督(70)が8日、今季のセ・リーグを制した阪神・岡田彰布監督(48)の野球観をぶったぎった。この日、仙台市内のホテルで講演を行った野村監督は、600人の聴衆の前で、犠打を使わず、ミーティングも重視しない岡田流を完全否定。阪神の元監督が現監督を“挑発”するという想定外の展開に、来季の交流戦は早くも遺恨試合になりそうだ。(中 略) 「この1年、ペナントレースを戦って、バントのサインは1回だけ。ヒットエンドランのサインも1回だけ。金本は『選手任せなんです』と言っていた。『サインは何もない。ミーティングでも何もしません』と」・・・阪神時代、岡田2軍監督にバントをしない理由をただした時「内野手をしていて、バントをしてくれると楽だった。アウト1個をただでくれるんだからこんなに楽なことはない」という返事が返ってきたという。
この時、野村監督は「何を言ってるんだ」と厳しく反論したという。ノムさんにとって、選手任せのさい配など理解し難いというのが本音だった。
それで優勝なんだから何の文句が?とか・・・JFKの継投パターンの確立や、若手投手野手の抜擢や選手のモチベーション維持といったプラス面を無視して、槍玉にあげるやり方はどうなんでしょう?・・・といった感情的な議論は抜きにして、岡田監督の理屈を否定する「科学的根拠」はどこにあるんでしょう?
ノーアウト・ランナー一塁から、バントで2塁に進塁するのとしないのとで、1点が入る期待値というのは、「何を言っているんだ」というぐらいに有意な差があるんでしょうか?
うろ覚えなんですが、アスレチックスの名物GMのビリー・ビーンの野球理論を扱ったマネー・ボール 奇跡のチームをつくった男で、得点の期待値をデータを元にはじき出したところ、バントで1アウトを相手にやるのは得点の期待値を下げるので禁止という話があったような・・・(更には盗塁も期待値が低いのでだめとか、いろいろと面白い話があったんですが)
現に今年の阪神の得点効率はロッテと並んで群を抜いているわけですが・・・・と思ってロッテをチェックしてみると、バントは小坂と今江の10が最多(阪神は関本の11と鳥谷の10)・・・「バントはアウトを一つくれるから楽」というのは、実は「データ」からも裏づけられるんじゃないですかね?
今度、regressionでもやってみましょうか^^;