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Corporation 2nd to 4th Weeks

相当放っておいたけど、Coates Corporationの2週目から4週目のノートと、impression。
2週目はAgencyについて更に詰める。Coatesが割合強調していたのは、石油会社とGSとの関係について。
契約理論や企業の経済学的に見ても、GSやコンビニが何故フランチャイズという形態をとるのか=何故企業内に取り込まないのかという問題は、非常に興味深い問題を持っている・・・が、Coatesの説明は、incentiveをGSのownerに与えるというもの・・・ただ、incentiveの問題だけなら報酬制度の設計で代替できるので、ちょっとこれだけでは弱いような気がする。まあ、本格的につっこみ出すと、大変なことになるので、これはこれでCorporationの授業としては仕方ない。
それ以外で、ちょっとややこしかったのは、日本で言うところの表見代理関係の整理、特にapprent authorityとinherent authorityの区別はちょっと微妙。
テスト前には復習が必要なところの一つ。


で、3週目に入ると、今度はPartnershipへ。
日本の組合みたいなものと考えていると、ちょっとイメージが違うところがあって、日本では余りパートナー相互間のfiduciary dutyみたいなものは強調されないけど、こっちでは、そこが肝の部分。
Meinhard事件なんかは、色々と考えさせられるところも多いケースで、授業の中でもどういうルールをdefaultとして設定するのが効率的かという観点を結構重視して議論を進める。
個人的には、選択肢の排他性みたいなところが、事実上のメルクマールになるんだろうとは思うが・・・
4週目はいよいよCorporationに・・・ただ、最初の辺りは、やはりかなりかったるい(・・・というわけで予習Noteは昔の講義ノートからのコピペが多くなり、Lecture Noteも薄め・・・)。ただ、メソッドとして興味深いのは、具体的な制度に入る前に基礎的な財務理論(time value of moneyやrisk)について教え込むのと財務諸表の見方を教えること。前者はともかく、財務諸表の読み方を最初に教えるというのは、日本の会社法の講義でも有効なんじゃないかとうい気がした。
あと、面白かったのは、効率市場仮説(efficient market hypothesis)の説明にあたって、限定合理性とノイズの話に力を入れていたところ。
「1から100までの数字の中で、クラスの人間が選ぶ数字の平均値を2/3した数字を答えよ」という質問をクラスの全員にして、実際に紙に書かせて提出させる。
ここで、全員が合理的な人間であれば、他のプレイヤーの反応を合理的に予想していくため、最終的には求められる数字は0に限りなく近づいていく「はず」なのだが、実際には、そうはならない。
実際にやってみたところ平均値は「17」。この例を使って、Coatesは市場が必ずしも合理的に反応するとは限らないという、行動経済学の話をしていた。
Event studyは結構やっているCoatesがノイズをかなり重視しているというのは意外というほどではないけど、なかなか面白かった。
というところで、今週は債権者保護に話が入って、再びちょっと面白くなり始めているところである。

Posted by 47th : | 11:55

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