« 「社外取締役」は機能するのか? | メイン | レジ袋「禁止」案の「?」 »

司法試験と独占

この前、友人とニューヨークの市営ゴルフ場に向かう道すがら、ニューヨーク州の司法試験の話になりました。
一人は昨年合格、もう一人は今まさに受験準備中。私も来年は受けるかもしれないということで話を聞いていると、日本と同じくニューヨーク州の司法試験受験界でも予備校中心主義…生授業はビデオで録画して、あとはビデオで使いまわしということで、司法試験予備校のスタイルというのは万国共通のようなのですが、名前を聞く予備校は"Bar/Bri"というところだけで、「それって反トラスト法違反じゃないの?」とか言っていたら、カリフォルニア州で"Bar/Bri"が反トラスト法違反で訴えられたようです。(ネタ元はこちら)

確かに競争が激しくなれば受講料なんかは安くなるのかも知れませんが、友人は「みんな同じ予備校でやっていれば、(ヤマが)外れたときもみんな外れているという安心感があって、無駄に手を広げなくてすむんだよね」という話をしていました。
そういえば日本でも複数の予備校が予想問題や模試をやっていると、問題だけでもひととおり揃えておきたいという気分になって、結局、トータルで見ると受講料も高くつくということもありそうです。
その意味では「消費者」(?)としては、競争激化は痛し痒しといったところかも知れません・・・もっというと、みんな同じヤマで試験に臨むというのは、受験生同士の非価格的カルテルだったりするのかも知れませんね・・・


Posted by 47th : | 20:04 | Competition Law : Antitrust (U.S.)

関連エントリー

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://WWW.ny47th.COM/mt/mt-tb.cgi/43

コメント

47thさんこんにちは。業態別に細かい検討がなされていいのでしょうね。アメリカという国は自分の国の企業でも疑いがあれば一旦はメスを入れて見てみるのでそういうところは凄いなあと常々思ってます。

Posted by bun : 2005年05月18日 04:19

全国区だといちおう、PMBRがありますよね。。。 テストが主で潔く(?)BarBriと住み分けてますが。。

Posted by hibi : 2005年05月18日 12:30

>bunさん
アメリカというのは右の手がやっていることを左の手がとめるというのを、余り抵抗なくやってしまうところがあるような気がします。日本人から見ると、ちょっと抵抗がありますが、これだけ複雑化した世の中だと、その方がバランスをとれるのかも知れませんね。
>hibiさん
模試だけやっているところがあるという話も聞いたのですが、何だか、そこも資本関係か何かがあるとかないとか…「棲み分け」という辺りも、また怪しさが…

Posted by 47th : 2005年05月18日 14:21

BarBri(というかBarBriをやっている会社)と競業者がどこかの州で市場分割だか何かをした、という古いケースが(これも私訴だったような気がしますが)antitrustのケースブックに載っていたような曖昧な記憶があります。BarBriのマーケットシェアは知りませんが、かなりのシェアをもっているのは確かでしょうし、BarBriのantitrust問題は古くからあるのかもしれませんね。ターゲットが将来の法律家だけに、消費者からの訴訟が起こりやすいだけかもしれませんが。

Posted by わかめ学園 : 2005年05月18日 18:20

日本の司法試験予備校にも、公取から、かわいそうになるくらい目をつけられているところがありますが、こっちは独占とはあまり関係ないのが興味深いです。

Posted by blackfields : 2005年05月19日 18:20

 
法律・経済・時事ネタに関する「思いつき」を書き留めたものです。
このブログをご覧になる際の注意点や管理人の氏素性についてはAbout This Blogご覧下さい。