Google、NASAと提携

グーグル、NASAと宇宙関連で共同研究・開発 (NIKKEI NET)

インターネット検索サービス最大手グーグルは28日、米航空宇宙局(NASA)との間で、宇宙関連の幅広い分野で共同研究・開発を行うことで合意したと発表した。

 バイオ、スーパーコンピューター、関連産業の事業化などが研究開発の対象。NASAが保有するシリコンバレー(米カリフォルニア州)の敷地内に、グーグルが延べ床面積約9万3000平方メートルに上る研究棟と研究者用住宅を備えた複合施設を建設する。

昨日、ろじゃあさんが宇宙エレベーターの話をしていて、こういうプロジェクトにどうやってファイナンスをつけるんだろうというのがあったので、その意味では何かタイムリーな話題だなあ、と思いつつも、グーグルのビジネス・ジャッジメントとして見たときに、どれだけ合理性があるのかについては、今ひとつわかりにくいところがあります。
Schmidt(GoogleのCEO)のコメントなんかでは、「月面の映像がリアルタイムでネット配信されたら凄いだろう」みたいなことを言っているんですが、それだけなら、契約で映像配信権みたいなものだけ取引すれば済むことだし・・・「Google Earthに続いて、Google MarsやGoogle Moonを立ち上げるんだ」と言われても、しばらくは月面ドライブはしなさそうだし・・・とか、思ってしまうところも。
NASA側の説明はもう少しましで、「NASAは莫大な情報を処理しきれなくなってきていて、GoogleのようなInformation Technologyを持っている会社の助けが必要」といっています・・・ただ、これも、組織内の情報整理技術のノウハウならGoogleなどよりもOracleやSAPの方が持っているんじゃないの?、という疑問が・・・その点を措いたとしても、これはNASAにとってメリットな話で、NASAがGoogleに何かを支払うならともかくとして、実質的には資金的なところは「Google持ち」のようなので、何か不思議。
・・・というわけで、果たしてこれは70年代に石油会社が潤沢なキャッシュフローを持てあましてコングロマリット化に走った歴史の再現なのか?、それとも、いっけんすると誰もが首を傾げるようなビジネスを見事に収益化してきたGoogle一流の第六感の産物なのか?・・・非常に興味深いところです。

阪神、優勝!!

2年前に赤星の打球が右中間を抜けていったのを生中継で見ていたときのような感動こそないものの、やはり嬉しいもんですね。
海の向こうでも、毎日、試合結果とボックススコアはチェックしていたのですが、個人的には今年のMVPは藤川ではないかと。
もちろん、今岡と金本も偉かったのですが、登板78試合で防御率1.39、投球回数90.2で奪三振137(奪三振率1.51)、被安打57(被打率0.63)、与四死球21(0.23)というのは、凄まじい数字です。ちなみに、全盛期の佐々木の奪三振率が1.38~1.65なので、それに匹敵する数値ということですから・・・本当にお見事です。
次は日本シリーズ・・・どこがあがってくるのか分かりませんが、頑張ってほしいところです。

スミダTOB「失敗」?

昨日のことになりますが・・・

敵対的買収また失敗・スミダがスイス社のTOB断念

コイル大手のスミダコーポレーションは28日、スイスの電子部品メーカー、サイア・バージェス・エレクトロニクスに対して進めていた株式公開買い付け(TOB)による敵対的買収を断念した。・・・スミダは保有するサイア株(発行済み株式の29%)すべてについて、スミダのサイア買収を防ぐために登場した「ホワイトナイト(白馬の騎士)」の香港の電子部品会社に売却すると発表、買収戦から撤退した。

ということなんですが、ちょっと考えてみると、「TOBが成功しなかった」という意味では「失敗」なんですが、全体のパッケージで見ると、これは「成功」といっていいんじゃないですかね?
TOBというのも、一つの「買い物」ですから、当然「出せるお値段」と「出せないお値段」というのがあります。
「出せるお値段」の範囲内で買い物ができれば、一番いいわけですが、それよりも値段が高ければ、それは元々「手の届かない品物」だったというだけです。
もっというと、これはオークションであって、この自分の中のお値段の幅をしっかりと持っていないと、「勝者の災い」ということで、却って泣きをみるので、価格がつり上がった以上撤退するのは別に失敗ではないわけです。
しかも、このケースでは、スミダは元々保有していたかなりの分量の株式をプレミアムをつけてホワイト・ナイトに売却できたわけですから、見方を変えて、これを純投資だとすれば、「成功」といっていいんじゃないかと。
こういう具合に、より高い価格を出す者が現れなければ希望した値段で買収を完了できるという意味で「勝ち」で、より高い価格を出す者があらわれた場合には投資収益をあげることができるという意味で「勝ち」なわけですから、これは一種の王手飛車取りの状態になります。
実際、アメリカのM&Aの指南書などでは、この状況を意図的につくることは、極めて大事とかとも言われています。
ということで、全体のパッケージとして見れば、このTOBは「成功」と言っていいんじゃないですかね?

高速道路で渋滞にあったとすると・・・

昨日のエントリーは、局地的な盛り上がりを見て意外とびっくりなんですが、ろじゃあさん、bfsさん、ny48thさん、どうもコメントありがとうございます。
私も、何だかんだ大学を見回して自分より年寄りの学生がなかなか見あたらないところまで来ると、十人十色、人生いろいろということも、それなりに分かってきたので、「楽しく」が万人にとってのキーワードになるとは思ってないんですよね。
逆にいえば、弁護士の仕事だから楽しさがあるというつもりもなく、多分、ニートの人たちでもそれなりに楽しんでいる人もいれば、「夢を実現した」と言われるようなプロスポーツ選手でも「仕事は仕事で楽しいもんじゃない」と思ってる人もいるかも知れないんで・・・
と、またまた、まとまりがなくなりそうなんですが、何だか「近道」がないということで、言いたかったのは、要するに地図や確実な道標はないし、そもそも目的地すらころころと変わったりするんだから、「○○を専門にしたいんですが、どうすればいいんでしょう?」とか、「かくかくしかじかの目標なら、これとこれをやるべし」とかいうのは、うまくいかないし・・・「楽しいかどうか」は自分で決められるけど、他人からの評価や客観的な実績というのは運や巡り合わせや、勘違い(?)の部分もあるので、それを基準にして、自分の費やした努力や時間が「割にあったかどうか」とか「報われたか」というのを数えだすと、何か苦しい、というか、つらいだろうなという気がしたんですよね。
ひょっとしたら、そういう具合にうまく結果を出すスキルというのもどこかにあるのかも知れませんが、このスキルに誰もがアクセスできるようになった時点で、その効用はなくなりそうですしね・・・
とかいうことを考えていると、何だか、こんな世知辛い世の中で生きていくためには、「寄り道」も「寄り道」として自分の生き方の中にとりこめるスキルとか、そういうのがいいな、と・・・
ちなみに、「寄り道」という言葉で思い出しましたが、こんな私は、高速道路で渋滞にぶつかったり、先に渋滞があると知ると、すぐに手近なICで一般道に降りて、空いている道、空いている道を探して、どんどんわけの分からない狭い道に入っていき、時にはバックでしか戻れない袋小路に入ったり、ぐるぐる回って、結局、おとなしく高速にいた方が目的地に早くついたというようなことも多々あるんですが、そういう回り道の途中で出会う、田圃の中のまっすぐな道とか、小川沿いの小道、入り組んだ海岸線の断崖絶壁の上を走る道とかが好きなんですよね・・・で、たまには地元の人しか知らないようなディープな裏道も発見しちゃったりするんで、仕事に限らず、一事が万事、この調子ということで・・・
ちなみに皆さんは、どうなんですかね?

(以下私信)
>bfsさん&ny48thさん
というところで、この辺の話題を肴に金曜日ディープに飲みますか?(Corporate Financeのテスト月曜日だけど(笑)

「専門化」の近道?

昨日の雨とはうってかわって、今日のNYは快晴・・・ながら、外には出ずに明日の授業に備えて家で予習をしていたりします。
こんなに晴れていて授業もない日は、ゴルフバッグでもかついで地下鉄のって市営コースを手引きカートで回るなんていうこともしてみたいのですが、明日のAntitrust Law & EconomicsのReading Assignmentがあるので、ぐっとこらえて、隣にミクロ経済の教科書を置きながら、Staple事件を検討。
というと、何だか予習ばかりで息苦しい生活みたいですが、余りストレスを感じないのは、結局「好きでやってる」ことだからなんですよね・・・
この前のエントリーでろじゃあさんの「大人度」という言葉に反応して、ちょこっと思いつきを書いたんですが、それに関連してふと日本でのことを思い出したりしました・・・

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松下電器、年金減額訴訟

松下電器の年金減額訴訟、原告の請求を棄却・大阪地裁

松下電器産業が退職社員向けに支給する企業年金をめぐり、同社やグループ企業のOBが「いったん決めた給付利率を一方的に引き下げたのは違法」と同社に差額分計約4000万円の支払いを求めた訴訟の判決が26日、大阪地裁であり、佐賀義史裁判長は「引き下げには強い必要性があった」として請求を棄却した。

退職年金減額訴訟については、以前から個人的に関心があって、旧ドリコム時代に法と経済学的な観点から、ちょっと考えてみたことがあります( 退職年金の「事後的」変更の法と経済学(1) (2) (3) (4))。というわけで、詳しい理由を知りたかったのですが、今のところ大阪地裁のHPにはポストされていません。
また、ポストされたら、とりあげるかも知れませんが、復習がてらにTBSの年金訴訟を題材にした過去記事の抜粋を紹介してみましょう。(4回分の記事をまとめているので若干長くなりますが)

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「大人度」って何だろう?

つい先ほどまでヤンキース戦を見に行っていたのですが、戻ってきてのんびりとBloglinesをチェックしていたら、ろじゃあさんが「ビジネス・ローという領域・・ドレスコードとドレスチェックのある館(^^;)」という興味深いエントリーを書かれていて、「なるほどぉ」と暢気に読んでたら、いきなり自分の名前が・・・

本当に自己実現したいなら・・・地方で食っていくか東京等の大都心で食っていくかは別にして・・・早く実務の認識ができるような「大人度」を高める必要があるでしょうね。それは自分自身のリスクマネジメントができるかどうかということです。
  ここ数年、ろじゃあはこの事実をどうやって実務に携わっている(あるいはそれを希望する)世の中の若手に伝えるべきかを悩んでいるところなのでありました。アメリカに、たとえばNY大学のロースクールに留学するようなことがあれば自ずと自覚できるとおもうんですけどねえ。47thさんに話してもらったほうがいいのかなあ・・・。

え?・・・「大人度」ですか?
「NY大学のロースクールに留学するようなことがあれば自ずと自覚できる」・・・うっ・・・自覚が実は乏しい・・・っていうか、最近どんどんディープに趣味の世界にはまっていて、どちらかというと専門領域に関係のある証券取引法(Securities Regulation)なんかも「朝いちだし、細かそうだからいいや」とパスしてしまうという、いっけん「大人」とはおよそ対極にある行動原理で動いているのですけどぉ・・・
・・・というところで、自分がろじゃあさんの言わんとしていることを、とても正解しているとは思わないのですが、ろじゃあさんの示唆する「大人度」って、ひょっとしたら、そういう一見回り道に見えることを、自分の生き方につなげる能力と関係があるのかも知れませんね。
うまく言えないんですけど、趣味を趣味というだけで終わらせてしまうのは「子供」、逆に「役に立つもの」や「結果につながるもの」を集めることに終始したり、「要領」で世の中が渡れると思っているのは「小賢しい若者」で、自分の中の価値観と仕事をうまく結びつける道を見ているのが「大人」ということかな?と
・・・と、とりあえず、これから食事に出てしまうので、思ったことを脊髄反射的にろじゃあさんへのコメントに代えて書き留めておきます。
続きは・・・あるような、ないような・・・とりあえず、食事して明日の予習が済んだら考えます・・・あ、あとbunさんの謎は、私も実はすごーーーーく気になっているんですが、その昔のbunさんのエントリーで、会わぬもまた粋というのがあって、それにもすごく共感してしまったんですよね。

米セブンイレブン特別委員会、TOBに反対?

経新聞の記事によると・・・

セブン―イレブン・ジャパンが子会社の米セブン―イレブン(テキサス州)に対して実施している株式の公開買い付けについて、米セブン―イレブン側が22 日、株主に対して買い付けの申し出を拒否するよう勧める、と発表した。米社の社外役員などで構成する特別委員会が、買い付け価格が安いと判断した。

まあ、IYGは既に70%超の議決権を持っているので、大勢には影響ないのでしょうが、この辺りに日米における大株主と少数株主との間の利益相反問題に対する意識の違いが見えるような気がします。
親会社によるgoing privateだからこそ、取締役としては少数株主への利益に対してより強い配慮を求められるわけで、少なくとも親会社の提示した価格に一度も異を唱えずに受諾するわけにはいかなかったということなんでしょうね。
日本でも今後MBOも増えていくのでしょうけど、この辺りの意識を高めていく必要がありそうな気がします。
なお、以下は参考リンクです。

近況報告-Quantitative Methodのことなど

気がつくと、学生生活も1月ほど経ちました。
大分生活パターンも慣れてきたのですが、何だかブログの更新頻度はご覧のとおり激減(苦笑)・・・いや、実際予習が大変というか、実は結構楽しくて、時間が空くと統計学とか経済学の本をひっくり返していたりするからんですけどね。
とりあえず、まだ1か月しか経っていないわけですが、今学期一番のヒットは、やはりRubinfeld教授のゼミ2つ--Quantitative MethodとAntitrust Law & Economicsです。
Quantitative Methodの方は、まだ回帰分析にも入らずに、割合丁寧に統計学の基礎的なところからやってくれているので、概念自体は自分で統計学の教科書を読みながら勉強したことと大きく変わるわけではないのですが、実際の裁判で統計的手法を用いることで何ができるのかということを織り込んでくれます。
例えば、今週は、Castaneda v. Partida(430 U.S. 482, 97 S.Ct. 1272)という判例を使ったケース・スタディで、統計的手法の実際の利用例を紹介。
テキサス州のHidelago Countyという州では、人口調査によれば79.1%の住人がメキシコ系アメリカ人なのですが、この郡で大陪審の候補者としてリストアップされる名簿の中ではメキシコ系アメリカ人は39%でしかありませんでした。
そこで、この現象が単なる偶然なのか、意図的な人種差別が介在しているのかが問題となるわけですが、ここで二項分布(Binominal Distribution)と中心極限定理(Center Limit Theoreum)を用いることによって、これが偶然である確率は限りなくゼロに近いということが証明され、原告側は差別の存在について一応の証明を果たすことができたという話になるわけです。
こういう具体例が示されると、勉強するときにもフォーカスが合わせやすくなるわけで、おかげで独学のときには今ひとつピンと来なかった部分が霧が晴れたようになったりします。
もう一ついいのは、「現実のケース」ということで、「統計的手法の限界は何か」ということについても、同時に考えさせられるところです。
例えば、このケースでは、そもそも人口調査におけるメキシコ系アメリカ人の推定手法(Last Nameを用いた推定)の妥当性や、全人口の分布と陪審員としての要件(年齢や学歴)を満たしているメキシコ系アメリカ人の分布が異なる可能性が指摘されるわけです。
更に、この事件を最終的に決するためには、単に統計的な結論だけでは不十分で、そもそも「陪審員の候補者選定が人口分布に比例していなければならない」ということが法として要請されているのかどうか、という問題を解決しなくてはならないといったことも議論になります。
というわけで、Rubinfeld教授の薦めていたFreund, Modern Elementary Statisticsをしこしこと読みながら、電卓片手に練習問題を解いたりしているので、ブログを更新するのが遅れたりするわけです。

Bushの演説

図書館からうちに戻ってテレビを見ていると、突然、ブッシュ大統領のスピーチが始まりました。
話題はもちろんKatrinaのことです。
Videoはこちら、Transcriptはこちらにあります。
アメリカの直面する史上最大級の災害のついて、国民に何を伝えるのかと思い、興味深く聞いていたのですが・・・
聞いていると、延々と被災者の人たちに対する色々な支援プランやそのための予算を述べて、途中では、家族と会うための資金援助のための電話番号を繰り返し読み上げたりするのですが・・・何だか不謹慎かも知れませんが、途中で新聞の勧誘か、金融商品の説明を受けているような錯覚を覚えてきたりして・・・「アメリカ合衆国大統領」としてのメッセージや国民に訴えかける「何か」を感じることができませんでした。
一つ一つの施策の当否は分かりませんが、「大統領」に求められているのは、国民の気持ちを結びつけ、勇気や自信を与えることであって、細かいメニューを読み上げることじゃないでしょう?・・・そんなことを思ってしまいました。
もう一つ気になったのは、今回の被害拡大の要因の一つなっている所得格差や人種差別の問題についてのスタンスです。さすがに、この問題を避けて通るわけにはいかないとは思っているのか、「貧困」や「minorityの利益保護」には言及するのですが、彼が言うのは、復興される「ルイジアナでの」minorityへの優遇措置でしかなく、今回被災地とならなかったところに潜在的に眠っている国民の断絶の問題には触れなかったことです。
アメリカの国民の断絶は、ABCの行った世論調査でも表れています。
この中にある人種別の世論調査では驚くほどきれいに人種問題への意識のあり方が違うことがうかがえます。
「客観的真実」として、今回の被害の拡大に人種の問題があるのかどうかは私も分からないし、そもそも被害の全貌がつかめていない現状では、誰にも分からないというのが実際だろうと思います。
その客観的真実に至る情報のない世界におけるdefaultの「見方」に、これだけの断絶があるということ自体に何か意味があるような気がします。
この断絶は、勿論ブッシュ大統領一人の責任ではなく、アメリカ建国以来の一種の十字架なのでしょうが、それでも、こうしてその問題が顕在化する「きっかけ」があった以上、この困難な問題に正面から取り組むことが「大統領」として責任・・・と考えるのは、余りにも感情的なのかも知れませんが、今夜の演説を聴いて、何れにせよ、私の中のブッシュ大統領の評価は(元々低いのですが)、いっそう下がったというのが正直なところです。
まあ、それなら日本の総理大臣はどうなの?ということになるわけですが・・・ まあ、こちらは、衆院選も圧勝したところですし、この支持率を背景に頑張っていただくことを期待しておくことにしておきましょう。

ナイアガラ

先週末にナイアガラに行ってきました。
天気にも恵まれたのと、先週のホリディ・シーズンを外したのが効を奏したのか、十分にナイアガラを堪能することができました。
Rainbow in Niagara
100年以上の歴史を誇るアトラクションという霧の乙女号(Maid of Mist)に載ると滝の至近距離まで接近できます。
間近で見るアメリカ滝
滝壺周辺は雪崩落ちる水の圧力で暴風雨状態。ビニール製のカッパをもらうのですが、風に煽られて役に立たず、びしょ濡れ状態ですが、迫力がありました。
滝に落ちると、水の圧力で浮かんでこれないとか・・・
でも、過去に一人だけ生還した人がいるようです。
ちなみに、夜になるとライトアップも。
Niagara in Lights
一定時間ごとに紫とか青とか緑に色を変えていく滝を美しいと見るか、悪趣味と見るかは意見の分かれそうなところです。
ちなみに、夜のナイアガラのホットスポットは2カ所ある巨大なカジノ。
実はカジノ初挑戦だったのですが・・・ビギナーズ・ラックなどなく、あっという間に貴重な20ドル札が3枚消えていきました。
それにしても、あのスロットというのは何か性に合わないというか、延々とコインを入れてレバーをひいて絵柄が揃うのを待つというのは、何というか異様な虚しさを感じるんですが、アメリカ人には大人気なんですよね、何なんでしょうね。
まあ、どうでもいい話なんですが、もう一つどうでもいい話ついででいうと、ナイアガラの中心となるカナダ側のオンタリオ州では連邦税と州税が合計で15%!!・・・で、チップ文化なので、食事などすると支払金額は表示金額より3割り増しという感じです。
しかも、料理が今一つ(・・・というか一泊しかしていないので、そんなに食べ歩いているわけではないのですが、そもそも美味しそうな店が見当たらない・・・)
・・・まあ、でも、本当に滝としては天晴れです。
宿泊施設はカナダ側に固まっているのですが、アメリカ側へ徒歩で国境をわたって、滝のすぐ脇から滝壺を眺めるというのもなかなかオススメです。
というわけで、週末に旅行に行ったおかげで、今週は授業の予習のやりくりが大変なことになっていて、ブログの更新もままならず、ご迷惑をおかけしております<(_ _)>

停止条件と新株予約権無償割当決議

実はちょっと前にtoshiさんがブログで新株予約権無償割当決議に停止条件をつけることはできるのか?という問題提起をなされていました。
条件決議型ワクチン・プランに関する共著論文が同時並行で進んでいたので、あんまりブログ上で暴走しても悪いなぁ、というのがあって、敢えて沈黙していたのですが、原稿も8割方固まってきましたし、磯崎さんも、今日のエントリーでこの問題をとりあげておられたので、ちょっとだけ触れておくと、実務ではかなり昔から「新株発行」に際して、停止条件を付すことがよくありました。それは何かというと、授権枠との関係で、定款で予め付された授権枠を超える数の新株を発行しようとする場合、「授権枠拡大の総会決議を得られることを停止条件」として、予め新株発行決議をすることがあるというのは、割合企業法務では有名な話で、確か法務省の監修している実務相談でも、このような決議は可能であるという趣旨の記事が載っていたと思います。
条件決議型ワクチン・プランの場合には、対象となる行為は「新株予約権の無償割当て」ですが、「会社外の第三者との意思の合致を必要としない」という意味では(これが民法上の「単独行為」と同じかは次に述べるように、そうではないと思うのですが)、新株発行と同じですので、従来新株発行に停止条件を付することができた範囲では新株予約権の無償割当に停止条件を付することは、少なくとも実務上は、何ら問題がないのではないかと思っています。
あと、これは手許に民法の教科書を一冊も持ってきていないので伝聞になってしまうのですが、コンメンタールなどでは、取締役会決議などは民法上は「合同行為」と解されていて、「単独行為」とは解されおらず、また、「合同行為」に停止条件を付することができないという議論は見あたらないということのようです。ですので、そういう意味でも形式論的にも問題はないようです。
寧ろ、私自身が大切だと思っていたのは、toshiさんが最初に指摘されている会社法上の議論としてしばしば問題となる「条件の合理性」の問題で、こちらについては、「導入時」の取締役会が、「発動時」の取締役会の意思決定をどこまで拘束することが可能なのかということが問題となるわけで、設計の際のバランスというか匙加減をよく考える必要があるわけです。これは、日本でも使われ始めた「デッド・ハンド性」と 連続性を有する問題だろうと思っています。ということで、停止条件が付されているだけで、ア・プリ・オリに無効となるということは、とりあえずないだろうと考えております。

ろじゃあさんとお食事

昨日アメリカはLabor Dayでお休みだったわけですが、昼間は家で予習などしつつ(といっても、ケースブックそのものよりも奥野=鈴木のミクロ経済学Ⅰ・Ⅱとにらめっこしている時間の方が長かったりするのですが・・・)、夜はろじゃあさんとお食事に。
実はこのLabor DayはNYにしては珍しく、ヤンキースもメッツも遠征中でNYで野球の試合はなく、せっかくの好天でDay Gameには最高だっただけに、野球好きのろじゃあさんにとっては残念なことに。
まあ、でもHANBATは気に入っていただけたようで、よかったです。
このHANBAT、私はかなりお気に入りで、多分NYで一番多く行っている外食屋の一つではないかと思います。皆様もNYにお越しの際は一度おためし下さい。(ただし、ボリュームが半端ではないので、その辺りはご注意を。まずは、一人一品で量的には十分です)
ろじゃあさんと、私自身も色々なところでお世話になっている「某氏」(by ろじゃあさん)、それにNYUで同期の同業他社S君と一緒だったのですが、話に花が咲きあっという間に時間は経ってしまいました。
お二人は到着したばかりで時差ぼけもあるでしょうし、翌日もお仕事ということで、2次会にお誘いするのは遠慮してしまいましたが、今度は、日本かNYか分かりませんが、更にディープにいきたいものです。ね、ろじゃあさん。

Katrinaが開けたもの

日本でも報道されていると思うのですが、Katrinaの被害は凄まじいことになっています。今、目の前でつけているテレビでも、New Orleansで、無数の人々が路上やフットボール・スタジアムの脇にうずくまっている映像が映し出され、その中には年端のいかない子供や老人の姿も多く見られます。
そして、また、それほど注意しなくてもすぐに気づくのは、そこにいる人々のほとんどが黒人やヒスパニック系の人々だということです。
ニュースや新聞を見ていると、既に今回の件が単なる天災ではなく、人災の側面を持っていることが指摘されています。どこまでが根拠に基づいた話なのか、それとも災害の後に生け贄の子羊を探し出したくなるというヒステリー的な反応によるものなのかは分かりませんが、とりあえず指摘されているファクターや特徴を思いつくままに挙げてみると・・・

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US Lawへの誘い? (3)

前回の終わりに紹介したSheppard教授の発言-ファシズムとcivil law countryの相関関係(correlation)が存在する-に、苦いものを感じながらも、最初は「まあ、スルーしておくか」と思ったのですが、他の学生がこの話題にくいつき始め・・・「理由は私にも分からないが」などと言っておきながら、「common law countryの国は過去の先例を通じた多様な議論を大切にするが、civil law countryは条文で与えられる法律を絶対視する傾向があるのが関係しているかも知れない」とか、これまたcivil law countryの国は言論統制があるかのような一見もっともらしいが、実は全くの誤解に基づく理論などを、これまた披瀝し始めたので、さすがに黙っていられなくなって、発言してしまいした(・・・我ながら、まだまだ「青い」)

これを相関関係(correlation)というなら、例えば、王政の国はファシズムに走らなかったが、ファシズムに走った国はみんな民主主義だったわけで、民主主義とファシズムは相関関係があることになるし、そういうのは学術的とか統計学的な意味での「相関関係」(coorelation)と言うべき話ではありませんよね。

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実質的First Week終了

金曜日は授業が入らないようにスケジュールを組んでいるので、とりあえず、ロー・スクールの最初の週の授業は今日まで。
一つを除いては、受講予定の授業はひととおり受け終わりました。
余りに早口だとか、なまりが強くて聞けないという先生はいなかったので、とりあえず今学期は以下の授業をとる予定です。

  • Coates, Corporation
  • First, Antitrust
  • Chopra, Corporate Finance
  • Rubinfeld, Antitrust Law & Economics (seminar)
  • [Rubifeld, Quantative Method (seminar)]

最後の奴は、履修しようとしたらシステム上は受付が締め切られていて、来週、実際にクラスに行ってみて受講できるかどうか見てみるまで不明です。正直、セミナー2つはきついような気もしているんですが、CorporationとCorporate Financeのassignmentは意外ときつくなさそうなので、この際、興味に任せてやってみようかと無謀なことを考えています。

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法律・経済・時事ネタに関する「思いつき」を書き留めたものです。
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