雑感 の全エントリー

引越終了と「ハーバードMBA留学記」紹介

何かとばたばたしましたが、何とか引越しも終わりました。

全部で段ボール約40箱。これが多いのか少ないのかよく分かりませんが、うち9箱が本とか仕事関係のファイルでした。これでも段ボール数箱分、捨てたり売ったりしたんですが、減らないもんですね。
実は日本で倉庫に預けている本やファイルも結構あるんで、これが事務所の部屋に入るのか実に不安です。

というわけで、手許に残ったの本は僅か数冊。
帰国のときに読もうと思っているんですが、そのうちの一冊は、岩瀬さんから頂いたハーバードMBA留学記です。実は、まだ1/3ぐらいしか読めていないんですが、このままだとネットがつながるうちにレビューを書けるか不安なので、ちょっと勇み足ですが、ご紹介です。

この本は、岩瀬さんが、ハーバードのMBAに留学していた時に書かれていたハーバード留学記というブログを再編集してまとめたものということで、個々の内容は既にブログで公表されたもので、その意味で当時ブログを読んでいた人には目新しさはない・・・はずなのですが、これが意外なことに、改めてテーマ毎にエントリーがまとめられて紙ベースになると、当時から岩瀬さんが一貫して発信していたメッセージや、その成長の軌跡というのが、よりはっきりした形で伝わってきます。

この辺りは1回当たりの記事の長さに自ずから限界のあるブログに対する紙ベースの出版物の利点かも知れません。

逆に惜しむらくは、当時の彼の記事に付されたコメントやTBを通じたやりとりを追うことができないところや、ハーバード留学記を彩ったボストンの日常を切り取った写真の数々がない点で、この辺りのダイナミズムが失われてしまうのは、紙ベースの弱点かも知れません。

いずれにせよ、ブログ時代の読者も、この本ではじめて岩瀬節に触れることとなる方も、十分に楽しめる本ではないかという気がします。
そういえば、立ち読み代わりに、ブログのエントリーをいくつくか読んで雰囲気を掴めるというのもブログが元になっている本のメリットかも知れませんね。

なお、岩瀬さんは、日本に帰国後ハーバード留学記 その後というブログを始められています。
そちらでも触れられているように、現在は新たに立ち上がったネット生保会社の副社長に就任されて、ばりばりとやっているようです。

そういえば、参加自由の出版記念パーティーもあるようですので、興味を持たれた方はそちらに行って、実物の岩瀬さんを見て、あわよくばサインでももらっておくと、後でプレミアムがつくかも知れませんよ。
それにしても、参加自由型という、この辺りの垣根の低さもブログのいいところかも知れませんね。


Posted by 47th : | 18:44 | トラックバック (0) | 関連エントリー (0) | 雑感

レッドソックスの「ルール違反」?

西部の松坂選手の大リーグ移籍話が盛り上がっているのは、もちろん知っていましたが、私的には、①阪神ファンとして井川の去就の方が気になる、②去年だったらNYで見ることができたが、来年は自分がNYにいないのでアウト、ということで、余り熱心には追ってなかったんですが、西部がポスティング応諾の決断を延ばしている背景に「ルール違反の可能性」があるというニュースを見かけたので、ちょっとぐぐってみたところ、中日スポーツで次のような記事を見つけました。

レッドソックスが松坂に“不正入札”をした疑惑が浮上した。ポスティングシステム(入札制度)でメジャー移籍を目指す西武・松坂大輔投手(26)は、13 日に西武球団が取締役会で最高入札額を受諾する見込み。その後に大リーグ機構から落札した球団名が伝えられて入団交渉がスタートするが、ここにきてレッド ソックスが、ヤンキースへの入団を妨害することだけを目的に破格な金額を応札した疑惑が浮上。その場合は、2番目に入札額が高い球団に独占交渉権が移る可 能性も出てきた。

オークションの設計はゲーム理論絡みで面白い話がたくさんあるんですが、この辺りは、それこそ最先端の経済学でホットな分野なんで、うかつに手を出して火傷してもいけないので(というか、そもそも書き出すと長くなりそうなんで疲れそう) 、ここは法律家らしい話として、次の部分に着目(下線は引用者付加)。

米4大ネットワークのFOX傘下にあるFOXスポーツ(電子版)は11日、「レッドソックスのオーナーは多くの資金を持っているが、チームの最終目的はヤ ンキースを妨害することだ」と報道。そして「ソックスが松坂との契約に誠実な努力をしなければ、コミッショナー事務局は(松坂と入団交渉する)権利を2番 目の入札額の球団にするだろう」と伝えた。

要は、「本気で交渉する気がなく他球団を妨害するために入札しただけなら、交渉権を失うよ」と言っているわけです。

この話は、実はM&Aのビッドでもある話で、企業買収で複数の買い手が一つの企業(事業)をめぐって競合しているときに、買い手は、まず「優先交渉権」の獲得を目指して、最初の条件提示を行います。
この「優先交渉権」を与える段階での手順とか条件の付け方も色々と面白い話がテンコ盛りなんですが、その際に気をつけなくてはいけないポイントとして「本気で買うつもりはないのに、いい条件(高い価格)を提示してくる買い手にどう対処するのか」という問題があります。

もちろん、「本気で買うつもり」があるのかどうかは、「優先交渉権」を与える段階では分かりません。

そこで、出てくる対処法の一つが、優先交渉権を与える契約の中で「誠実交渉義務」を課して、もし「誠実」に交渉しなかった場合には、交渉を打ち切る権利を他方当事者に与える方法ですが、実際には、この「誠実さ」の認定というのは非常に困難だというのは、すぐに分かるのではないでしょうか?

なので、実際のM&Aの現場では、こんな巷の契約書雛形にも出ていそうな「誠実交渉義務」に頼り切ることなどせずに、そこに至までのプロセスや優先交渉権の付与契約で、色々とケース・バイ・ケースの対応をやったりします。
多分、この辺りは、経済学的に分析するとシグナリングの使い方をはじめ、色々と面白いことが出てくると思いますし、弁護士の側としても経済学の分析枠組みを知った上で、自分のやっていることを見つめ直すと新たな発見や工夫の余地が見つかる分野だと思いますし、気が向いたら、またこのポスティング制度でも例にとって考えてみたいと思いますが、今日のところは、ここでいう「誠実さ」のとらえ方の違いという当たり障りのない話でお茶を濁しておきましょう。


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Posted by 47th : | 13:42 | トラックバック (4) | 関連エントリー (0) | 雑感

異種格闘技戦の文法

水伝絡みのエントリーが続きましたが、この話が何とも言えず私を引きつけるのは、いろんな意味でブログ上で展開される意見交換とか、もっというと論争で起きていることに示唆的だからです。

今さらながらですが、書き手の素人/玄人分布もさることながら、受け手の素人/玄人分布もものすごいばらけているわけで、そういう意味で、例えば法律専門誌に論文や記事を書いたり、最初から興味のある人しか手にとらないであろう本を書いたりということとは違う・・・と、この辺りまでは、そういうコミュニティでの議論に慣れ親しんだ人でもすぐに分かるんで、前提知識のない人にも分かりやすいように書こう、とか、前提となる理解部分で重箱の隅をつつくようなことをやめよう、ということは心がけるんだと思うんですよね。

でも、慣れるのが難しいのが、誰が議論の決着をつけてくれるのかというところなのかな、と。


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Posted by 47th : | 15:13 | コメント (8) | トラックバック (2) | 関連エントリー (0) | 雑感

「素人お断り」?

昨日のエントリーに対して、弾さんからお返事のエントリーを頂きました・・・ところ、何故か、どうも私宛てと思われるコメントが多数弾さんのところについてしまったようです。
何故こっちにつけてくれないんだろう(字数制限もないのに(; ;))ということも、それ自体で一つのテーマたり得るんですが、とりあえず、その中で確かに誤解を与えてしまったのかも知れないと思うご指摘があったんで、ちょっと補足をば。

その後もたくさんやりとりが続いているんですが、多分、もっとも端的な指摘は通りすがりさんの最初のコメントにあるような気がします。

47thさんの言い方は「素人が経済学を語るんじゃねーよ」って言ってるのと同じ
中途半端な知識しかないやつは、経済学の概念使うなって言うのは偏狭すぎる
それとも専門家になんか言われたら恐れ入って平伏しなきゃいけないのか?
Posted by 通りすがり at 2006年11月10日 14:45

もし「素人が経済学を語るんじゃねーよ」ととられてしまったのであれば、それは深くお詫びします。むしろ、「素人が経済学を語るんじゃねーよ」と言われてしまったら、真っ先に槍玉にあがるのこそ、私がこのブログで展開しているローエコネタなんで、そんなことを私が口にする資格はありません。

むしろ、私自身は、ブログという媒体は、法律家が経済学的な議論をしたり、あるいは、非法律家が法学的な議論を交換するような学際的な意見交換の場に向いているフォーマットだと思っていますし、もっと言えば、ある学問における「素人」あるいは「入門者」が自分の理解を深めたり、試したりする場としても向いているんではないかと考えています。

だから、「素人」が経済学でも(あるいは法学でも)、それをブログ上で議論することには、とても大きな意味があると思っています。

・・・と、そういう立ち位置に立つ私ですが、ネット上でなされる「素人」あるいは「非専門家」による議論(特に経済学の場合が多いのですが、法学でもあります)について感覚的に強い違和感を覚えるものと、そうでないものがあり、その区別がどこにあるんだろうともやもやとしていたわけです。

「水からの伝言」に対する田崎教授のQAを読んで、私自身は、何となくそのもやもやの原因が見えてきたような気がしたので、前回のエントリーで、特に感銘を受けた部分を紹介して、その「感覚」を伝えようとしたのですが、それが、あたかも「素人が○○学を語るんじゃねーよ」という印象を与えてしまったようですので、もうちょっとこの「感覚」の言語化を試みてみます。


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Posted by 47th : | 12:38 | コメント (27) | トラックバック (4) | 関連エントリー (0) | 雑感

「経済学」論議と「水からの伝言」

最近TBを受け付けにくくなっているようで悩んでいたので、磯崎さんがなされた対処法を私も試してみることにしてみました。うまくいくかどうか分かりませんが、しばらくこれで様子を見てみたいと思います。

さて、今日は何だか関係あるんだが、関係ないんだがよく分かりませんが、私の中では結構関係あるもののように感じた二つの話題のご紹介です。

前者は著名なブロガーである小飼弾氏のエントリーで、経済学者の飯田泰之先生が書かれた「ダメな議論―論理思考で見抜く」を紹介しつつ、次のような評をもらされています。

・・・税込み714円以上の価値は確実にある。のだが....

ダメ出しで終止してしまっている。

「それでは、よい議論とはかくあるべきか」という提言が見当たらないのである。

それは、著者の飯田氏に限らず学者という学者に共通した宿痾で、特に経済学者に顕著に見られるというのは私の偏見だろうか。だから、どちらかというと読後感は「やはりこういう議論に陥らないよう気をつけよう」というより、「はいはい、ああいってもこういってもダメな議論とおっしゃるのでしょうねえ」という投げやりなものになりがちだ。・・・(中略)

我々のほとんどは経済学者ではない。同学の学者どおしが議論を戦わすのは大変結構なことだ。しかし、我々のほとんどは、学者のみなさんの議論を吟味するだ けの時間も余裕もないのだ。どんなにダメな結論でも、終わらない議論に勝ると思うのが、全知でもましてや全能でもない我々の本音なのではないか。

 後者は「水からの伝言」という、どうも最近人口に膾炙しているらしい(私も今回初めて知ったのですが)「お話」(きれいな言葉を聞かされた水は美しい結晶を作るが、汚い言葉を聞かされた水は美しい結晶を作らない?)に対して、物理学者のお立場から、それは科学的な「事実」ではないと丁寧に説明されているサイトです。(ちなみに、このサイトはID論について前に書いた頃からBloglinesに登録させていただいている幻影随想経由で知ったものです。余談になりますが、幻想随想さんの似非科学批判はどれも痛烈かつ的確で実に参考になります。)

このサイトではQ&A方式がとられているのですが、その中で私の印象に残ったのが次の二つのQ&Aでした。(是非、全文を読んで頂きたいと思うのですが)


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Posted by 47th : | 12:32 | コメント (3) | トラックバック (3) | 関連エントリー (0) | 雑感

11月ということで

といっても、もう11月に入って1週間が経つわけですが、丁度ハロウィーンの日から留学中最後の国内旅行に行ってました。

思っていたよりもネット環境が悪く、メールすら読めない状況が続いたのでコメントへの対応もできず申し訳ありませんでした。

とりあえず、NYでは昨日の中間選挙での民主党が圧勝(上院が微妙ですが、まあ増減を考えればこう言っていいんでしょう)が当然のごとく話題になっています。
これで民主党政権への道筋ができたかといえば、民主党の大統領候補の筆頭がヒラリーというところに不安材料があったり、逆に多数派を占めてしまったことでブッシュ政権の政策を追認せざるを得ない立場に追い込まれる可能性もありそうですから、大統領選までの政局は見物です。

思えば、NYに来た直後にブッシュ再選を目の当たりにしたわけで、そこから丸々2年が経ったということなんですね・・・そのNYともいよいよあと1か月というのは、何とも寂しいものです。

いつものごとく、旅行中に見ることのできなかった人様のブログもちょこちょことフォローしているのですが、興味深い・・・というか、経済学というのは、何故かくも誤解を受ける、というよりは、目の敵にされてしまうんだろうと、またしても思ったのは経済成長に関する件の議論です。

とりあえず経済学とは何ぞや?ということをある程度突っ込んで考えたことのある人にとっての見方というのは、山形先生のエントリー(「経済成長の意味」、「成長をなでる「盲」ってだぁれ?」)に尽くされているとは思います。
ただ、ここに現れているすれ違いの源というのは、「経済学をもっと真面目に勉強したら」という話だけではないような気もするところで・・・経済成長の価値、とりわけ今後もそれが必要であるという意識は、実際に経済成長にあえぐ国々に対する視点や、それが先進国と言われる国々にもたらす影響への関心の強弱にもつながっているような気がします。

うまく考えがまとまっていませんが、経済成長を否定したい心情の根っ子のところには、ナショナリズムの昂揚や保護主義、外資排斥、格差問題の強調といったものと非常に似通ったものが通じている・・・そんな感じを受けました。

そういえば、世界史未履修問題はどうなったんでしょう?
何だか「救済」がなされるとか、教員の方の自殺だとかいう話もあるようですが・・・「責任」という名の下に弱い者へ弱い者へと負担が押し付けられていくことのないように祈るばかりです。
法律家の目から見ると「責任」という概念は非常に重い概念であり、「責任」を誰にどういう形で問い得るのかということに関しては常に慎重にならざるを得ないのですが・・・どうも「責任」という言葉が振りかざされすぎのようなきらいもします。
「責任」という言葉の濫用は、「無責任」と同じか、あるいは、それが一方的に弱者に負担を押し付ける際のマジック・ワードとして用いられる場合にはより悪質なものとなってしまう虞があると思うんですが・・・

最後に、池田先生がプリンタ業界のビジネス・モデルを「悪魔的」と断じていらっしゃるようです。
そもそも「悪魔的」とか「略奪的」という既にその用語の中に価値判断を忍び込ませている用語を使うことは、訴訟で弁護士が相手方を非難するときに使うテクニックとしては重要であっても(笑)、学問的には百害あって一利無しだと思うのですが、その点を措いたとしても、前に以下のエントリーで書いたようにアフターマーケットの独占の競争法的意味は必ずしも自明ではありません。

その後、Behavioral Law & Economicsの授業でも、この辺りのことを検討したことがあるのですが、少なくとも競争的な市場においてMyopiaの存在が厚生損失をもたらすかは微妙なところがあります。
これまでの私の検討の範囲では、Myopiaの存在だけでは競争当局の介入は妥当ではなく、(カートリッジ市場ではなく)プリンタ市場での暗黙の協調を促進していたり、参入障壁として機能しているというような、別の事情と組み合わせて考えないといけないと思っているのですが、この辺りはペーパーを書くときに結構気合いを入れて調べたところでもあるので、機会があれば、別途ブログか論文かなんか書いてみるかも知れません。
とりあえず、限界価格プラインシングではないから「悪魔的」と決めつける必要はないんではないかということで(あと、携帯のプライシングについても触れられていますが、カートリッジ以上に価格差別という側面が強くなるので、そのプライシングの仕方の功罪を検討するには、より慎重でなくてはいけないんではないかと)

・・・と、雑多な印象ですが、11月最初のエントリーはこんなところで。

 


Posted by 47th : | 12:57 | コメント (3) | トラックバック (1) | 関連エントリー (0) | 雑感

もう10月ですね

・・・って、10月も1週間になってから書くなよ、という話もあるんですが、10月に入ったということで帰国準備もそろそろ本格的に考えなくてはならず、にわかに身辺が慌ただしくなっています(といっても、一番時間を割いているのは帰国前のヨーロッパ旅行のプラニングだったりしますが・・・)。

というわけで、ブログの更新も少しさぼってしまいましたが、最近、何をしていたかというと・・・

先週になりますが、我が家から見えるHudson Riverの埠頭で博物館と化している空母Intrepidが、埠頭改修のためにいなくなるということで行ってきました。 

当たり前っていえば、当たり前なんですが、空母ってでかいんですよね。

甲板だけじゃなくて、その下にもほぼ同じだけのスペースがあるんで、回るだけでも結構大変でした。

余談ですが、隣には潜水艦も展示されていて、その中も見学できるわけですが・・・こっちは、本当に狭くて、これに乗って海中で何日もいるかと思うと、想像しただけで、逃げ出したくなってしまいました。

甲板の上には軍用機の展示があるんですが、ファントム無頼やエリア88を読んで育った人間としては懐かしい?機体がたくさん並んでましたが、イスラエル空軍のクフールが展示されているのを見て感激しているのは、どう見ても私だけでした(笑)。

 ところで、このIntrepidという空母は太平洋戦争中から戦後にかけて活躍したということで、日本軍から神風攻撃を受けたこともあるそうです。

そのせいで、日本軍、特に神風特攻隊関係の展示も多かったのですが・・・

やはり日本人としては、何とも言えない厳かな気持ちになるんですよね。

それが、米軍側の視点から語られているだけに、一層何か感じるというか・・・特攻隊員が持っていたという家族の名前が書き込まれた日章旗を「戦勝品」として私物化して自分の名前を書き込んだものとか、でかでかと張り出された日本軍航空機・艦船の追撃・撃沈星取表を見たりすると、何か胸の奥がじくじくとするわけです。

でも、そのジクジク感というのは、「戦争に勝っていれば 」とか「アメリカめ!」とかいうナショナリズム的なものというよりは、もっと個人的なもので・・・戦後経済復興を果たした後に生まれ、アメリカを中心とする資本主義体制の恩恵をこれ以上ないという程受け、そしてまた好きこのんでアメリカまで留学して、これまた頼まれもしないのに、「アメリカではああだこうだ」という議論を日本に持ち帰ってこようとしている自分をして、全くリアルではない「戦争」の断片的な名残に触れただけでも、「立場の互換性」とか「相手の痛み」を考える精神状態からはほど遠い、むしろそうしたことを考えることにタブーを感じてしまう心の働きがあるんだということに対する、逃れられない人間の業みたいなものを感じてしまったわけです。

数日前に、911のハイジャックを実行したテロリストの生前の映像がテレビで流れていましたが、とても知的で優しげな若者に見えました。

その若者たちの中にも、そして、ひょっとしたら私自身の中にも、理性や知性では御すことのできない「悪魔」はいるのかも知れない・・・それが、何だか恐ろしくなったりしました。

というのが、人間の中にいる「悪魔」なら、一方で人間は「神」の憑代でもあることを感じたのが、NYlawyerさんと一緒に行った、Fall for Dance Festival 2006。

元々、NED-WLT氏のご紹介で知遇をえたマーサ・グラハム・カンパニーのプリンシパル折原美樹さんのダンスを目当てに行ったのですが、それ以外にも5組のカンパニーが出ていました。

サッカーやロック関係のように、絶対にやっている当人に見られていない+それなりにこれまで経験値も稼いでいるという自信があれば、素人談義でいくらでもコメントしますが、ご本人がご覧になられるかも知れないところで、ましてダンスに関しては全くの素人の私が何か感想を述べるのは難しいというのは、NYlaywerさんと同感。(折原さん自身のエントリーはこちら)

・・・といいつつ、素人なりに思ったことを書くと・・・見た直後に分かりやすかったのは、最初のAlonzo King's Lines Balletと最後のThe Parsons Dance Companyでした。
前者はアフリカ音楽のリズムを活かしたもので、後者は現代音楽?っぽい(私の知っている範囲でいうと坂本龍一の1996に似ている)もので、何れも結構私好みのもので、踊りも人数をかけた華やかなものだったので素人の私にも「分かりやすかった」・・・のですが、あれから3日ほど経つと、音楽の方は何となく覚えていても、踊りの方は何か思い出せません。
どうも、この2つに関しては、私は純粋に音楽が好きで、音楽の添え物としてダンスを楽しんでいたような気がします。

その逆が、折原さんとNew York City Balletのダンス。
後者は、長年の積み重ねの中で身体表現と意味の対応が言葉と匹敵するほどに磨かれている(んではないかと勝手に想像している)クラシック・バレエで、クラシック音痴の私でも馴染みのあるショパンの曲に豊富なストーリーを詰め込むという点において、踊りという表現の一つの究極の姿なのかなと思ったりしたわけです。
これと折原さんの踊りは、ある意味対極にあって、ご覧になった方は分かると思うんですが、グリーンのストライプ柄のワンピース姿の折原さんが、フルートのソロに合わせてコミカルな動きを見せるというもので、古典的なバレイとは全く違うものです。

予備知識のない私が思ったのは、田楽というか何というか非常に日本的なものでした。
折原さんがやられているからなのかとも思ったのですが、もらったパンフの解説を読むと、ネイティブ・アメリカンの宗教的儀式にインスパイアされたものということなので、そういう理由でもなさそうです。
クラシック・バレエが、恋愛や別れ、嫉妬のようドロドロした感情を身体表現で表すことにおいて様式を積み上げてきたのだとすれば、折原さんのダンスは、もっと原初的で文化や言語以前の人間の感情につながるものを身体で表現していたのかも知れません。
生きていることそのものに対する喜びと感謝、それと交互に立ち現れる畏れというのは、人間に共通のものなのかも知れません。

何れにせよ、身体というものを使って言葉以上の豊かなものを伝えることができるという可能性を垣間見せていただいたという気がしました。
なお、もう一組、というか一人のダンスもあったのですが、こちらは、何というか難解過ぎて正直いって私には理解できませんでした。
音楽でいえばグランジ的とでもいうのか、何か現代的な閉塞感を表そうとしているような気もしたのですが、音楽の世界でもテーマとしての閉塞感や怒りというのは80年代後半からポピュラーになりつつも、それをコンスタントに表現できたのは、ホンのわずかということから言えば、ダンスの世界でも難しいのかも知れません・・・あるいは、単に私のダンス・リテラシーが不足しているだけかも知れませんが。

というわけで、何か愚にもつかないコメントまでしてしまいましたが、相互互換性の難しさのジメジメ感の後だっただけに、ダンスというコミュニケーションの世界を見れたことは、何だか個人的な意味でも救いでした。

Fall for Dance Festivalは10ドルという破格のお値段ですので、来年秋にNYにいるチャンスがあれば、是非情報をこまめにチェックして行ってみることをお勧めいたします。
今年、5時間並んだ人間からのアドバイスとしては、どうせ5時間並ぶなら早いうちから並べ、ということで(笑)、11時からチケット発売ですが、遅くとも9時ぐらいには並び始めるのがいいかと思います。


Posted by 47th : | 21:17 | コメント (4) | トラックバック (0) | 関連エントリー (0) | 雑感

葉玉さんの引退宣言

日経新聞の夕刊でも一緒に紹介された葉玉さんがブログ(会社法であそぼ。)から引退されることを宣言されました(※)。
東京地検特捜部への異動ということで、時期的には某経済事犯巨大公判に備えての戦力強化ではないかという憶測もありそうですが、何れにせよ、私の所属事務所とも懇意にしていただいているようだったので、帰国の暁にはお会いできるんじゃないかと密かに楽しみにしていたのですが、特捜ということだと少し難しくなってしまったかも知れません。残念です。

葉玉さんは、私のブログにもコメントを下さったことがありますし、勿論、私自身「会社法であそぼ。」はBologlinesに登録して拝見させて頂いていました(もっとも、すっかり留学ボケしてしまった頭には会社法ネタよりも、枕詞的な日常ネタの方がすんなりと入ってしまっていましたがw)。
ただ、一応ビジネス法務系のブログにもかかわらず、直接に「会社法であそぼ。」に触れなかったのは、留学中に会社法にすっかり疎くなってしまったから・・・というのもありますが、ブログ上で公表される立法担当者である葉玉さんの見解をどう位置付けていいのか、私自身整理できなかったからです。

この辺りは、日本に戻って、葉玉さんと直接お目にかかったり、会社法移行期の修羅場に携わった同僚の弁護士とも話しながら、自分の頭を整理していこうと思っていたのですが、葉玉さんが異動されてしまったということで、まだ考えがまとまらない段階ながら、今、ぼんやりと思っていることを書いて、(非常に一方的な)葉玉さんへのメッセージに代えてみたいと思います。


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Posted by 47th : | 18:32 | コメント (10) | トラックバック (1) | 関連エントリー (0) | 雑感

一般社会と科学者の納得?

冥王星外し、米惑星科学者団体が「改善」求める声明発表(asahi.com)

冥王星を太陽系の惑星から外した国際天文学連合(IAU)の定義について、米天文学会の惑星科学部会は「将来的に改善が熱望されている」とする声明(8月 30日付)を発表した。冥王星の「発見国」の米国では、著名天文学者らが定義を拒否する署名をインターネット上で集めるなど、新定義への反発が表面化して いる。
・・・
また声明は、定義は一般社会と科学者の双方が納得するものになるべきだ、との考えを提示。冥王星を惑星とした「現在の学校の教科書を捨てる必要はない」とした。

それまでの常識や時の権力を的に回しても、「それでも地球は回る」と言ってのけた先人科学者の心意気は彼らには関係ないようですね。


Posted by 47th : | 23:23 | コメント (2) | トラックバック (0) | 関連エントリー (0) | 雑感

オフ会

昨日は、NYlawyer氏のつてで、オランダから大西洋を越えてNYに出張に来られたNED-WLT氏と、そのNED-WLT氏がブログを通じて知己を得たというマーサ・グラハム・カンパニーのプリンシパル折原美樹さんと、ミッドタウン・イーストの居酒屋でお会いしました。

人と違う途をいくのがポリシーというNED-WLT氏とは同じ年であることが判明し、オランダで進められている画期的なビジネスの話や、ビジネスを通じて氏が達成しようと考えていることや、ブログを通じて伝えようとしていることなど非常に興味深い話を聞かせていただく一方で、私自身の帰国後のブログの方向性や、10年後、20年後の将来像など、脳天気で行き当たりばったりな私が答えに詰まる質問を投げかけられ、色々と考えさせられました。
(帰国したら「ふぉーりん(foreign)・あとにー」じゃなくなるじゃないですか、と、言われ、いや「ふぉーりんは堕落する(falling)の方なんで、ぎりぎりセーフじゃないか」とかアホな答えをしてしまいましたが、どうするんでしょうね、本当に(人ごと))。

話は尽きることなく、二次会まで突入したのですが、3時を前にして、最近すっかり体がなまり気味の私のスタミナと耐アルコール能力が切れてしまいましたが、大変楽しませてもらいました。

折原さんとのお話も負けず劣らず興味深いものでした。
芸術の世界に疎い私は、カンパニーのプリンシパルと言われても今ひとつピンと来なかったのですが、NYに渡ってきて20年以上、プロとしてモダン・ダンスをやってこられた方の言葉は、やはり重みが違います。

ダンスの世界では自分の表現したことを観客がどう受けとめるかは観客に委ねられているとか、演出家とダンサーの表現したいものが必ずしも一致するわけではないとか、コンディションを維持するための日々のトレーニングの話とか・・・バックグラウンドは異なっても、プロフェッショナルとしての先輩の話に、(勝手に)感銘を受けてしまいました。

それにしても、さすがダンサーと思ったのが、ピンと背筋を伸ばした姿勢の美しさ。
まずは、ここから見習わなければ、と密かに思ったわけです。

折原さんは、10/3にNYのCity Centerで公演されるということで、NYlawyer氏と共に是非拝見させて頂かねばと誓い合ったのですが、NYの夏の終わり、非常に実り多いオフ会でした。


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悪法への挑戦と戦略

別に医療ネタを続けようと意図しているわけではないんですが、やはり関心を惹いたのはこのニュース。

助産行為:「法律には限界ある」堀病院長が開き直り(毎日新聞)

「法律に基づいてやるには限界がある」。保健師助産師看護師法違反容疑で神奈川県警に家宅捜索された堀病院の堀健一院長(78)は、同県警の調べ に、看護師らに助産行為をさせていたことを開き直って認めた。同病院の助産師数は同規模の病院より極端に少ない。厚生労働省は「助産行為は医師と助産師し かできない」との見解だが、公然と反旗を翻した格好だ。
・・・堀健一院長(78)は24日夜、 横浜市瀬谷区の同病院で報道陣の質問に答え、「患者が来るのに助産師が足りない。看護師が内診をすることは必要悪だ」と強調した。今後の対応についても 「(看護師らによる内診を)続けなければどうすればいいのか。看護師による内診をやめたら明日から患者を全部やめなければいけなくなる」と語気を強めた。

まず、最初に本題と関係ないところで一言ですが、見出しに「開き直り」とつけて、主張の正当性を最初から疑ってかかっているかのようなバイアスを与えるやり方は、そろそろ考えた方がいいんではないか、と。記事の内容としては、双方向の意見を紹介していたり、法令に従って真面目にやっているところもあるところの現状も紹介したりして悪くないだけに勿体ない感じが。

で、本題は看護師の内診は必要悪かどうか・・・ではなく、(それは私には判断できませんので)、院長の方が仰っているように、看護師による内診を禁ずることが「悪法」であったとして、「あえて法律違反(と言われている)行為を犯して悪法に挑戦していくこと」をどう考えるかということについてです。


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総額250億円也

8月に入ってすっかりだらけきった生活を送っている中、奥さんに引っ張られるように美術館などに行ったりもしているんですが、先日アッパー・イーストのノイエ・ギャラリーを訪問。

「クリムトのコレクションが凄い!」と言われて行ったのですが、「なんか聞いたことあるけど、誰それ?」状態。

でも、金箔が敷き詰められた女性の絵を見て、「これは知ってる」と呑気なことを言っていたんですが、↓のニュースを見てビックリ。

クリムトの4作品売却へ クリスティーズ仲介(asahi.com)

  ニューヨークの競売会社クリスティーズは7日、オーストリアの象徴派の画家グスタフ・クリムトの4作品の売却を仲介する、と発表した。6月に絵画として史 上最高額の1億3500万ドル(約155億円)でニューヨークのノイエ・ギャラリーに売られた「アデーレ・ブロッホバウアー1」と同様に、4作品はオース トリア政府からアデーレ・ブロッホバウアーさんのめいに返却されたもの。めい側が売却をクリスティーズにゆだねた。
(中略)
ニューヨーク・タイムズ紙によると、4作品は合わせて1億ドルの値がつきそうだという。

金箔の女性というのが、「アデーレ・ブロッホバウアー1」ということで、実は、今回売りに出される4作品も展示されていて触れそうな勢いで見ていたわけですが・・・

合わせて250億円以上のものを10ドルで見ていたわけで、いや、ものの価値が分からないというのは怖いですねぇ。


Posted by 47th : | 12:55 | コメント (2) | トラックバック (0) | 関連エントリー (0) | 雑感

行くも地獄帰るも地獄

朝の日本語放送のニュースを見ていたら、耐震偽装問題で拘留中だった木村建設の篠塚被告が保釈されたという件をやっていました。

私がこっちで見ることができるぐらいなので、日本でも多くの方がご覧になっていたんじゃないかと思うんですが、見る影もないほどやせこけ、ふるえた声で話す姿を見ていると、何だか見ている方がつらい気持ちになってきました。

もちろん、耐震偽装の被害者の方々も経済的にも心理的にも深い傷を負ったわけで、篠塚被告の姿だけをとらえて同情するのは片手落ちなわけですが、私が何だか複雑な気持ちになってしまうのは、こういう組織の一員として罪を犯してしまった人(※)の逃げ場のなさです。

一緒に見ていた妻が「堀江君はいい感じでやせたのに」と言っていたのと比較したわけですが、堀江氏の場合には、会社は追われましたが個人財産はそれなりにありますし、元々個人の才覚で世の中を渡ってきたキャラクターで、一段落つけば、今回の事件をバネに再起という望みもあるわけです。また、公判に向けてのポジションとしても「悪いことはしていない」ということで固まっていて、それを主張するのに誰に対しても気兼ねもなさそうです。

対して、篠塚氏は、経歴的にも年齢的にも木村建設という会社に負うものが非常に大きそうですから、一から出直しといってもそう簡単にはいきません。会社の罪であることを認めれば、その拠って立つところの会社の存亡が危うくなるし、たとえ会社が生き残っても、会社に不利なことを言ったということになれば、復帰は難しいところ。また、会社の罪を認めたとしても、それで個人の罪が免れるわけでもありません。家族構成や個人財産などは存じ上げませんが、40代半ばの会社勤めの方の標準で考えれば、就学中の子供もいるでしょうし、住宅ローンなどもあるかも知れません。今回の件がどうかは分かりませんが、あるいは不動産絡みの話ですし、家族の安否なんてことまで考えないといけないこともあるかも知れません。
私のほんの僅かな修習時代の経験なども考えると、真実をぶちまけてしまえば、どこかあきらめにも似たすっきりしたものが出てくるものですが、篠塚被告の表情や口調にはそうしたものも感じられないわけで、未だに夜も眠れぬ迷いと苦しみに苛まれているような印象を受けました。

まさに行くも地獄、帰るも地獄、というところですが、耐震偽装のように制度的な問題や複数の組織が関与している中での個人への責任追及のあり方ということに関して、何だかもっと知恵は絞れないんだろうかという気がしたわけです。

こうして個人を追い込んだ先にあるのは、結局、個人が組織の罪を全て被って世間的な勧善懲悪感情が満たされた後で旬が過ぎたら忘れられ、真実は藪の中、か、つるし上げられた個人が自らの命を絶って終わり、それへの後味の悪さをごまかすために世間はその話題に触れなくなり、そして真実は藪の中・・・の何れかになってしまうんじゃないでしょうか。

もちろん、そうした「つるし上げ」自体が、一つの犯罪抑止効果を持つことも否定できないわけですが、そうした形での犯罪抑止は刑事被告人への適正手続きの確保や苛酷な刑罰を禁止する憲法の精神からは外れてしまっているような気もします。

印象だけですが、アメリカあたりだと司法取引などを使って、過度に個人を追い込むことなく真実発見と犯罪抑止のバランスをとろうという試みも見られるような気がするところで・・・もちろん、司法取引には、それ自体偽証のインセンティブを生み出したりといった問題はあるわけですが、組織犯罪の中で過度に個人に責任を負わせない司法システムの設計ということも考えなきゃいけないんじゃないかと、すっかりやつれてしまった篠塚被告の姿を見て想ったりしたわけです。

 

(※)もちろん、まだ公判中であって無罪推定の原則があるわけです。最終的に無罪だとすれば、より痛ましい話ですが、以下の話は、仮に有罪だったとしてもということで考えたことということで。


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「脇の甘さ」ということで・・・

こちらでも僅かながらフジ系のニュースが見られるのですが、中田(英)のインタビューで「チームの方向性はよかった?」という質問に「方向性なんてないですから」と答えていたのが印象的でした。

その辺りが全てを物語っているような気がしますが、それでも日本人としては「勝つしかない」という開き直りを信じて土曜日を待ちたいと思います・・・ただ、クロアチアは結果こそカカーの一発にやられてしまいましたが(ロナウジーニョよりもカカーだよと信じている身としては、これはこれで嬉しい^^)、組織だった攻撃と守備は見応えがありましたね。
これだけのチームでも結果としてみれば日本と同じ位置なわけで、次戦は生き残りをかけたガチンコ勝負、ともかく気持ちだけは負けないで欲しいものです。
(ところで、ブラジル-クロアチア戦で、ピッチの真ん中をだらだらと歩いているお腹の出た黄色い9番が見えたような気がしたのは、私のきのせいですかね?まあ、ブラジルは強いんで、最初から1枚おちぐらいがハンデがあっていいというところだったんですかね?)

ところで、日本ではとても偉い人が某問題ファンドに資金を預けていたことが明らかになって、大問題となっているようですね。

敵の多い人に肩入れしていれば、当然、敵は多くなるわけで、堀江氏に肩入れした小泉政権が民主党につつかれたように、政治的なポジションにある人は、なるべくつつかれるネタを相手にやるべきではないという点では、go2cさんと同じく「脇が甘い」の一言に尽きます。

ただ、99年のファンドの立ち上げ時に村上氏の趣旨に賛同して1000万円を出資したことや、03年3月にファンドを解約しなかったこと(ちなみに、村上ファンドのようなファンドでは運用期間が決まっている可能性もあるので、そもそも契約上、当時解約権があったのかもよく分かりませんが。解約権がないのに、日銀総裁になるので、特別扱いで解約させて欲しいといったら、それはそれで問題ないというのは・・・日本の価値観だと、そうなるのかも知れませんが)のどこが「悪かった」のか、私にはよく分かりません。
機密情報を不正流用したという話があれば、そのこと自体が厳重に罰せられるべきですが、単に出資をしたというだけでは、円を掌る日銀の活動と利害相反のおそれのない運用先など、およそ考えられないのですから(定期預金こそ一番ダイレクトに利益相反が起きてしまいますし(笑))、こんなことを言い出したらbewaadさんが指摘しているように中銀総裁はタンス預金ぐらいしかできなくなります・・・というか、タンス預金ですら、その価値の目減りを防ぐためには金利上昇を抑えるインセンティブが働いてしまうという意味で利益相反の呪縛からは自由にはなれません。

様々な領域におけるガバナンスの世界で利益相反の問題というのは常に生じるわけで、そのこと自体は長らく意識されながら、未だに解決を見ることは難しい問題です。

中銀総裁は政治プレイヤーであって、理屈の問題としてどうかはともかくとして、自らのイメージの確立にもっと配慮すべきということについては全く異論がないのですが、国民がゼロ金利の間に「結果的に年20%以上で回ったファンドに、日銀総裁が投資を続けていれば不信感を持つのは当然だ」という類の議論でコンフリクト・ルールを設計することが望ましいのかについては、もうちょっと冷静に考えてみた方がいいんではないかという気がしました。

まあ、でも最近、日本というのは、結局シャーマニズムで動いているのかなという気もしているんで、「穢れ」は徹底的に清めるという原理は変わらないのかなという気もしていますし、一通りのつるしあげ(禊ぎ)がすんで、次の「穢れ」が見つかったら、こんなことがあったこも忘れられるんでしょうから、まあいいのかも知れませんが・・・

(追記)

Baatarismさんところの経由で知ったのですが、何か2月に解約したという話があるようですね。
もしそうだとすると、その辺りの対応は、イメージ悪いのは確か。
量的緩和云々というよりは、堀江氏の一件で慌ててイメージ戦略を考えたという辺りではないかと思うんですが、「脇の甘さ」は否めません。
あと、何故「信託」に入れなかったのかという話もあるようですが、信託もファンドも財産を預かって運用するという意味では全く変わらないわけで、二重に信託構造をすればOKで、一段だとだめというのは、(金融取引では倒産隔離や税金などの関係でやったりしますが)個人の財産運用としては余り意味はありませんし、資産がン億円あれば別ですが1000万円ぐらいだと信託手数料で費用倒れになっちゃうんで、ちょっと現実的ではないような気がします。
個別銘柄と為替先物(笑)を禁止すれば十分なんじゃないか、と。


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帰ってきました。

6泊7日、総走行距離約1600kmの旅より、先ほど帰ってきました。

1日目は昼頃SFに到着して、アルカトラズ島を巡ったり、Golden Gate Bridgeを観光。

2日目はBerkleyで、ブログを通じて知遇を得たいとうY先生とお会いして、「紅茶」に絶対的なこだわりを持つロシア人の経営する素敵なカフェに案内してもらい、何故か「コーヒー」をすすりつつ(でも、これもうまかった)、色々とお話をお伺いしました。
東西の学問的な雰囲気の違いの話なども非常に興味深く、あっという間に時間が過ぎてしまい・・・Berkleyを出発したのは3時半頃。
それから、ひたすら車を南に走らせ、Sequoia & Kings Canyon National Parksの南側ゲートの近く、Three Riversのモーテルに到着したのは9時半。


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Posted by 47th : | 23:37 | コメント (3) | トラックバック (0) | 関連エントリー (1) | 雑感

旅に出ています。


というわけで、ネット接続環境が不確実なので、頂いたコメントへの対応が遅れるかも知れませんが、何卒ご了承のほどを。

ところで、ここはどこでしょう?
(答えは追記へ)


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Posted by 47th : | 02:01 | コメント (3) | トラックバック (0) | 関連エントリー (1) | 雑感

アイルライドの学生、マンキュー先生にネタを投じるの巻

人のブログ読んでる間があれば勉強しろ、ってな話ですが、マンキュー先生の今日の記事・・・っていうか、アイルランドの学生がマンキュー先生に送ったメールがツボにはまったので、ご紹介。

ツボその1

I put the question 'why is ireland rich and africa poor?' to many of my friends recently, who study law, science and even business (but not economics), and their response was depressing. The main answer was that Africa was 'dominated by western multinational companies', with variations on it being that ireland stole goods from the third world or conducted 'unfair' trading practices, to the alarming 'ireland is rich because it has a minimum wage'
(ぼくは、最近友達で法律とか科学とか、なかにはビジネスとか経済学以外の勉強をしている奴らに「どうしてアイルランドは裕福でアフリカは貧乏なんだと思う?」と聞いてみました。主な答えは、アフリカは「西洋の多国籍企業に支配されていた」からというもので、そのバリエーションとしてはアイルランドは第三世界から財産をかすめ取っているとか、「不公正な」貿易慣行をやっているからとか、なかには「アイルランドが裕福なのは最低賃金制度があるからだ」なんて言うんですよ)

友達の答えもなかなか味があるんですが、この質問で経済リテラシーを試そうとするその度胸に座布団一枚・・・っていうか、これに「正解」を与えることができたら、ノーベル経済学賞か平和賞もんですよ。

ツボその2

Think about it, in the time it has taken to read this email (if you have, of course) you could be writing a popular economics book, each extra minute costs you money. What are you waiting for? You would not only make a lot of money, but you would do the world a favour. The positive externalities resulting from its publication, showing people how the world really works, or, as Harford puts it showing 'why poor countries are poor' would be enormous. Write write write!
(考えてみてくださいよ!このメールを読む時間があったら(もちろんあったらですけど)[訳者注:アイルランド人にも一人つっこみの文化があると思われる]、大衆受けする経済学の本が書けるはずですよ。何を待ってるんです?その間にもお金が無駄になっているんですよ。大金を稼げるだけでなく、世の中にとってもいいことなんですよ、世の中が実際にはどうやって動いているんだとか、Harfordが言ったみたいに「なぜ貧しい国は貧しいのか」を人々に示すことで、ものすごく大きなプラスの外部性が生じるんですから。さあ、書いて、書いて!)

彼は経済学部の学生なんかじゃなくて、プロの編集者に違いありません。おかげで、マンキュー先生のレスポンスは、色々言いながら、Freakonomicsを意識したりと結構色気たっぷりっになってますから、マンキュー先生の本がBarns & Norblesに平積みされる日も近いんじゃないですかね(笑)。

ツボその3

PS If you do write it, try and organise it to be dropped on France, for free, and in large quantities. You would be doing Europe, and in particular my own country (whom France is repeatedly trying to bring into line with the nightmare 'European Social Model' through the EU, regarding us as a neoliberal trojan horse), a favour.

多分、もの凄く笑うべきところなんだと本能が教えているんですが、背景が今ひとつ分からないので、誰か知っている方がいらっしゃったら教えてください。

あと、ネタの部分もあるんですが、まあ、いろんな部分で社会的なリテラシーをどうつくっていくのかというのは、日本でも人ごとではなにんで、それぞれの分野の人間が考えていくべきなんでしょうね。

 


Posted by 47th : | 16:21 | コメント (10) | トラックバック (0) | 関連エントリー (0) | 雑感

「前提」の大切さ

私のような企業法務をやる弁護士にとって重要な仕事の一つに、法律意見書や法的論点の分析をしたメモランダムの作成というのがあります。

「法律意見書」と「メモランダム」の線引きというのもなかなかに味わい深いものなのですが、今日の論点は両者において共通する点-「前提」の重要さということについて、一つ考えさせられるニュースを。

「風車が回らず発電しない」、つくば市が早大を提訴 (asahi.com)

茨城県つくば市が小中学校に設置した小型風車がうまく回らず、計画通りに発電できていない問題で、同市は7日、風車設置の基本計画作成やシステム設計をし た早稲田大と風車を製造した大阪市のベンチャー企業を相手取り、風車23基の設置費用2億9860万円の損害賠償を求める訴えを東京地裁に起こした。 

何故地元の筑波大学に頼まなかったんだろうとか、該当する小学校の理科の先生が児童に「何でうちの学校の風車は回らないの?」という質問をされて答えに詰まってしまっているんではないかという野次馬的な関心もさることながら、私にとって気になったのは、次の部分です。

訴状などによると、市は04年度、発電量の調査やシステム設計を早大に業務委託。これを基に市は回転部分の直径が約5メートルの風車23基を設置した。し かし、早大が算出した予測発電量は直径15メートルの風車が前提で、市が設置した風車では予定を著しく下回る発電しかできないとしている・・・
これまでの協議の中で市は・・・「予測発電量が直径15メートルの風車で算出されたことは知らなかった」と主張。早大側は「(予測の際の風車と設置された風車が)違うことを市は知っていたはずだ」と反論していた。

早大が、どういう形で成果物を提出することになっていたのかは分かりませんが、この書きぶりを見ると、「発電量の調査やシステム設計」にとって中核となるべき「風車の大きさ」について書面等で明確にはされていなかったんじゃないでしょうか?


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Posted by 47th : | 14:02 | コメント (3) | トラックバック (0) | 関連エントリー (0) | 雑感

祝世界一!

"We are the Champion"をバックに、紙吹雪の中、日の丸が揺れ・・・キューバの選手が、満面の笑みのイチローと肩を組んで写真を撮っている・・・

色濃い商業主義から始まった大会を、参加した選手たちの真摯さが素晴らしいものに変えてくれた気がします。

荒川静香の金メダルも素晴らしかったけど、この初代WBC王者(・・・っていうとプロレスみたいだけど)のトロフィーは野球ファンにはまた格別のものがあります。。

とりあえず、今日のところは、この感動と感謝を胸に眠りにつきますが・・・いや、やっぱり野球っていいね。

(ところで、アメリカまで行って一度も投げるチャンスをもらえなかった久保田はちょっとかわいそうじゃない?)
 


Posted by 47th : | 01:12 | コメント (4) | トラックバック (4) | 関連エントリー (0) | 雑感

復帰&こもごも

しばらく南の島に行っていました。
南の島といっても、絶海の孤島ではなく、典型的リゾートなのでネットぐらいつながるだろうと高を括っていたら、全くのネット未開地で(まあ、モデムを使えばいけたのかも知れませんが、そこまでの根性もなく)、久々にパソコンに全く触れない日々を送っていました。

そんな南の島でも衛星放送は入るということで、水曜日のWBC日韓戦はちゃっかりと観戦。
疲れの見え始めた杉内を引っ張った時点でいやな予感が湧き、1アウトランナー2,3塁、クリーンアップというしびれる場面での登板を余儀なくされた球児に同情し、前進守備の間を抜かれてしまうという采配の悪循環や、松中の執念のヒットの意義を理解していないかのように見える多村と新井の大振りに、大いなる絶望を感じて、勝手にWBCは終わったと思っていたんですが・・・昨夜NYに戻ってきて、久々にネットをチェックすると、何とまた日韓戦。

というわけで、10時間以上の移動とその間のどたばたに疲れ切りながらも、最後までテレビ観戦。

上原を引っ張りすぎたり、青木への見切りが早かったりと、個別の不満はありつつも、それを帳消しにしてくれる大勝で、ようやく溜飲を下げることができました。

一夜明けて、本日は、リゾートぼけと明日から再開の授業の予習もしなければならないのですが、とうとう件のビッグディールも公表されたようですので、リハビリがてら、そちらの方にも触れていこうかなと思っていますので、引き続きご愛顧?のほどを宜しくお願いいたします。


Posted by 47th : | 09:30 | トラックバック (2) | 関連エントリー (0) | 雑感

かくしてアメリカの尊厳は守られた?

To Japanese, California Scheming; to U.S., a Good Call (New York Times)

 The scene unfolded like something from baseball's growing file of worst nightmares. An American umpire made a disputed call that helped the United States beat Japan, 4-3, in front of a pro-American crowd of 32,896 at Angels Stadium. If baseball did not have enough questions to answer about performance-enhancing drugs, now it will inevitably hear charges of favoritism.
・・・
The United States appealed, claiming Nishioka left early, but such appeals are generally considered formalities after Little League. They are rarely granted and are often considered acts of desperation. Brian Knight, the second-base umpire, who had rushed over to third, rejected the appeal and signaled that Nishioka was safe. 

・・・というわけで、New York Timesでは、こんな感じで昨日の判定について、「最悪の悪夢」であり、「favoritism」(まあ「身びいき」というところでしょうか)の罪を免れないと、で、あんな抗議はリトル・リーグ並の行為だ、と・・・

と、ここまでNew York Timesが言ってくれているのに、日本のメディアは何か大人しくありません?
サッカーとかオリンピックとか、こういうときぐらい挙国一致のナショナリズムに走っても、誰も文句は言わないし、守備位置に就くのを拒否した選手達をサポートしてあげても罰は当たらないと思いますよ。
トリノの時の、アメリカの偏向コメントといったら、それはひどいもんで、ヨーロッパ人と笑いの種にしていたんですが、何だかんだスポーツでそうやってお国が熱くなるのは悪いことじゃないと思うんですが・・・なんか後味は思いっきり悪いんですが、ともかくメキシコ、韓国に勝って、何とか決勝リーグで雪辱を果たして欲しいものです。


Posted by 47th : | 09:21 | コメント (4) | トラックバック (6) | 関連エントリー (0) | 雑感

Coming Age

さて、実は来週は春休みということで、今日はある意味その初日。

一応、週の後半には疲れをとるため南の島に逃亡予定ですが、この1週間で春学期前半予習で遅れた分や、気になっていたけど忙しさに追われて手をつけられなかったものに手をつけなくてはいけないので、決して暇というわけではないんですが、それでも、やはり1週間授業がないというのは、気分的には楽なものです。

折しも、New Yorkは昨日から春の陽気に恵まれ、気温も摂氏で15度ぐらい。
長閑な陽射しの中をCentral Parkを散歩したりもしたんですが、今日は、随分前にある人から送って頂いた未発表論文へのコメントに集中していました。

中身や執筆者については、まだ未公表のものですので口外できないのですが、実に知的興奮を誘う論文でした。

アメリカの会社法では、経済学的なアプローチで政策論や解釈論を展開するのは当たり前で、今では、自分で回帰分析をはじめとした実証分析もやってなんぼという世界になりつつありますが、日本でも、近い将来そういう状況になっていくのかも知れません。

セントラル・パークの木々の蕾と合わせて、何か新しい時代の足音を感じる、そんな一日でした・・・って、読んでいる人には何のことか分かりませんね(笑)


Posted by 47th : | 23:17 | コメント (2) | トラックバック (0) | 関連エントリー (0) | 雑感

はじまりました

始まりました。

何がって、24 season 5です。

今日はSeason Premierということで、2時間。で、明日も2時間分やります。

日本では、まだ、もう少し先になると思うので、ネタバレはいけないと思うんですが・・・いや、24をこれまで見てきた人間としては、いきなりショックな展開です。

でも、24が日本人に受けるのは、何というか、この「逆境」ぶりなのかも知れませんね。
今回も、思いっきり逆境ナイン級の逆境です。

頑張れジャック。仇をとるのは君しかいない(誰の仇かは、いえないけど)。

・・・しかし、まだ2時間・・・この調子でどこまで行き着くんでしょうね・・・

磯崎さん、大変ですよ。今回は(今回も?)

 


Posted by 47th : | 22:26 | コメント (1) | トラックバック (1) | 関連エントリー (0) | 雑感

新年いろいろと・・・今後の予告など

とりあえず、先ほど無事フロリダから帰ってきました。

久々に車を乗り回し、充実した休暇を送ったのはいいのですが、来週から始まる授業のアサインや仕上げなければいけない原稿に、ちょっと眩暈が・・・

というわけで、落ち着くまでの間、ひょっとしたらブログの更新ペースが落ちるかも知れません。ただ、書こうと思っているネタはいくつかあって忘れるといけないので、備忘録代わりに残しておきます。

 

債権法改正

会社法現代化に続いて、大きな改正になりそうな債権法改正ですが、その意味合いについてはちょっと予測しがたいものがあります。とりあえず気になっているのは、①公序に基づく契約自由の制限の扱い(典型は損害賠償額の予定ですが、本来はそれだけに終わらないインパクトがあるのと、消費者保護法との棲み分けが気になるところ)、②組合契約の取扱い(権利関係とか権能なき社団の取り込み)、③委任・代理契約の取扱い、④雇用契約の取扱い(③との関係もあるし、そもそも労働法制との棲み分けをどう考えるのか)、⑤典型契約の焼き直しと商行為法との調整・・・あたりです。

それぞれについての細かいことは何れ別にエントリーを立てる・・・かも知れません。

サウンド・ロゴ問題

ろじゃあさんのところで知ったんですが、サウンドロゴのリバイバル利用に関して作曲家の方が訴訟を提起されたようです。

個別の件についてというよりも、そもそも知的財産権の経済的価値の分配の制度設計はどうあるべきかという観点から興味があるところです。

著作権とか特許というのは特定の個人の非常にクリエイティブな才能によるところがあることは確かですが、経済的な価値の獲得の過程においては、作品が生まれた後でなされるその作品への投資(プロモーションや応用技術の開発)も非常に重要なところ・・・どんなにいい音楽をつくっても売れないアーティストはいるし、音楽的に見るべきもののないものでも巨額のプロモーションがなされればある程度は売れるわけで・・・この辺りをどういう形で設計するのが望ましいのか、とか、どういうルート(契約か法律か、裁判か)というところも考えてみると面白い話です。

Law & Development

とりあえず春学期は、Law & Development(経済発展と法の関わりを考える分野)関係の講義とゼミを一つずつとる予定です。

何でLaw & Developmentなのかという辺りについても機会をみて書いてみようかなと思っています。

仕事に結びつくかどうかはよく分からないんですが、ビジネス・ロイヤーという職業にあることと自分の価値観の調和という観点からすると、実はそんなに突拍子のない話でもないと思ってるんですよね。

West Virginiaでの炭鉱事故について

アメリカの新年一発目の大事件は、West VirginiaのSagoで起きた炭鉱事故です。

12人の方が亡くなったという非常に痛ましい事故なんですが、これに関連してひっかかっていることが2つあります。

一つは、CNNでやっていたのですが、アメリカでは炭坑以上に労災死亡率の高い職業が他にもあり、例えば林業や清掃業、漁業などは10000人のうち50-100人ぐらいの方が労災で死亡しているというようです。

統計のとり方もあると思うので、これだけでは一概に言えないのですが、直観的には決して低い数値ではないように思われます。こうした職業は、低所得者層に固まっていたり、地域的に他の職業の選択肢がないという場合もあるようで、従業員の安全確保への資源投下は十分になされているのか、とか、アメリカの所得分配の麻痺があるんじゃないかという気がむくむくと起きてくるところです。この辺りは、Law & Developmentに興味を持っている理由の一つなので、いつかそれに絡めてまた書いてみようかなと思います。

二つめは、マスコミの報道が、「当初13人中12人が生きているという情報が会社側から流されたのに、それが数時間後にミスコミュニケーションであって、実際に生きていたのは13人中1人であって、このために遺族は天国から地獄に突き落とされた」というところにフォーカスがあてられているような印象が強いことです。

確かに、こうした情報伝達のミスは褒められたことではありませんが、事故処理の初期で情報が錯綜することはあり得ない話ではありませんし、情報が確実でないという理由で被災者の家族に対する情報提供を押さえることにも、それなりの問題があり得るように思われます・・・というわけで、問題とするのは構いませんが、私からみると枝葉にしか思えません。

むしろ、本当に問題なのは炭坑のそもそもの安全体制や事故処理体制、事故後の補償体制、さらにはアメリカ社会の抱える構造的な地域格差といった部分じゃないかと思うんですが・・・何となく、そうした深い問題に立ち入ることを避けているような印象すら受けてしまいました。

もちろん、これはフロリダで時間のあるときにつけたニュース番組をちらっと見ただけの印象ですので、正しくないのかも知れません。ただ、アメリカのマス・メディアの見識というのも眉につばをつけた方がいいような気もしました(・・・そういえば、Katrinaの時にあれだけ話題になった所得格差の問題も何だか尻すぼみで終わったような感じですし)。

・・・他にも、誤発注問題についての続きとかも書きたいことはあるんですが、まあ、ぼちぼちやっていこうかと思います。

というわけで、今年も宜しければ私の「思いつき」にお付き合いいただければ幸いです。

 


Posted by 47th : | 00:49 | コメント (5) | トラックバック (1) | 関連エントリー (0) | 雑感

フロリダからこんにちは

実は新年早々5泊6日でフロリダに来ております。
空路マイアミに入り、Everglades National Parkを巡って、アメリカ本土最南端Key Westまで下り、昨日、マイアミ近郊のゴルフ場併設のホテルに戻ってきました。
というわけで、エントリーの更新とその間に頂いたコメントへのお返事が遅れておりますが、ご容赦下さい。<(_ _)>
一応NY戻りは6日を予定していますが、春学期開始前にあげてしまいたい原稿が2本ほどありますので、本格的な更新は春学期開始後になるかも知れません(・・・とかいって、原稿書きに詰まってブログ書いているかも知れませんが^^;)


Posted by 47th : | 08:12 | コメント (2) | トラックバック (0) | 関連エントリー (0) | 雑感

おつかれさまでした&多謝

昨日の忘年会&試験打ち上げに参加いただいた皆様、おつかれさまでした。
予想以上の盛り上がりを見せ、いいだっしっぺとしても感無量です。
一次会はNY在住日本人の間では密かに有名な安くてボリュームのある韓国料理屋にいき、ユッケやパジョンをつまみ、最後は海鮮鍋を。
ロブスターやカニが入っているのに、皆遠慮して最後まで残っているところに日本人の美学を感じましたが、多分、店の人は不思議がっていたことでしょう。
二次会は、店の二階にあるカラオケへ。
ここでは、neon98さんの意外な才能が明らかになり、その幅の広さに感服。HNの由来も聞いて納得。
にょぷろさんには、飲み物の注文などもしていただき、元エアライン勤務のさすがの気配りに感動。ちなみに春休みにコロラド春スキー企画が浮上・・・完璧なガイドさん付きのコロラド・スキー・・・魅力的です。改めて検討させていただきます。
hibiya-attorneyさんは、二次会から奥様とそのご友人もご参加いただきました。奥様の完璧な聖子ちゃんソングには脱帽。
ももんがさんとは、何故かこちらでやっている日本のテレビドラマ話で盛り上がりました。
NY lawyerさんは・・・翌日から旅行ということで一次会のみ。あんまり話せなかったけど、まあ、いっっつも昼飯一緒だったからいいでしょう。旅行(いろいろな意味で)気をつけて・・・って、見るのは戻ってからかな?
ぶらっくふぃーるずさんとは、もう一人NYUのLLMのO氏と共にディープな三次会まで突入し、少し真面目な話など。そうそう、29日、もちろんOKです。また連絡します(私信)。
ブロガーではないけど、社長並みの貫禄で場を盛り上げてくれた(のか、勝手に盛り上がっていたのかは定かではない)H君、ニュージャージーから参加してくれたS君、日本から旦那さんがいらしっしゃたばかりのお疲れのところ顔を出してくれたFさんご夫妻、牛角後二次会からはせ参じてくれたN君、S君ありがとう。
最後に、Sちゃん、D君、連絡くれたのに合流できなくて申し訳なかったっす。また、近いうちに別口で飲みましょう。
また、年があけたら何か企画しましょう。
ともかく、皆様、本当にありがとうございました。


Posted by 47th : | 13:02 | トラックバック (5) | 関連エントリー (0) | 雑感

忘年会(私信)とおまけ

23日に開催予定の忘年会ですが、だいたい一次会は10人前後になりそうです。
といっても、純粋ブログつながりというよりは、何か試験が終わった、とか、仕事も終わったという感じで、単に飲みたい人間が集まるという様相を呈しています。
まさか参加を表明している人の中に読んだことがないという不届き者はいないと思いますが、参加を表明していただいているブロガーの方のリンクを下記に紹介しておきます。(ぶらっくふぃーるずさんの指摘により、hibiya-attorneyさんのブログを追加。。。私が不届き物だったorz)

ところで、週末にお送りしたメールは無事届いておりますでしょうか?
参加を予定されている方で、まだメールが届いていないという方はお問い合わせ下さい。
今のところ、一次会は、居酒屋と韓国料理屋が拮抗しております。
あと、前日の22日は夜7時半からFrancis Dunneryを見にCutting Roomというライブハウスに出没する予定です。
密かに(勝手に)私が世界で一二を争うSong Writer & Guitaristではないかと思っているFrancis(ex. IT BITES)とDavid Sancious(StingやSnatanaなどにも参加しているセッション・キーボーディスト)によるAccoustic Guitar & Pianoによるセッションです。会場は小さいけど、クオリティはBon Joviにも負けないはずです。(過去のライブレポートはこちらこちら。)
テーブルチャージは15ドルと大変お手頃なお値段になっていますので、興味のある方はこちらにもどうぞ。
FrancisDunnery_TallBlondeHellicopter.jpg


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証券市場の公正と信頼?

とりあえずIn-Classのテスト2つが終わりました。
久々の「テスト」は結構疲れます・・・実は、こういう「テスト」の類は、「出題者の意図は何だろう?」とかいう邪念が入り込むので苦手です(- -)・・・そんな余計なことを考えない、まっすぐな人間ならよかった・・・
まあ、でも、終わったからいいや。
ただし、まだ、Take-Homeという持ち帰りの試験が残っています。Antitrustの方は、問題文がなんと16頁も!!・・・考えるのは面白いし、時間もあるので、こちらはなるべく邪心を排除して、楽しみながらやることにします^^
さて、こうやって、NYで一学生としてテストに追われる日々を過ごしている間に、日本では例の誤発注取引事件が大変なことになっているようですね。
ろじゃあさんに発破をかけられた?ので、考えてみましょう・・・と、思ってみても、あんまり細かくニュースを追っているわけでもなく・・・というよりも、私の主たる情報源はろじゃあさんの速報エントリーだったりするんで^^;、とりたてて付け加えることはありません・・・そもそもの担当者の単純ミスもそりゃ悪いし、それを防止できなかったみずほ証券のシステムも問題だし、警告を無視したのも悪いし、取消処理をできなかったシステムもおかしい、システムが作動しなかったときに売買停止などの次善策を講じなかったのも悪い、とはいっても、あらゆる事態を想定してシステムをつくることも難しい・・・
というわけで、非常に難しい問題であり、今後の展開にいっそう注目です。以上。
・・・で、いいような気がするんですが、何かもやもやすることがひとつ。


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幸せってなんだ~っけ

という歌を昔明石家さんまが歌っていたのを覚えている方が、どれぐらいいらっしゃるのかは分かりませんが、「テクノロジーは幸福をもたらすか」というWired Newsのeditorの記事に対する山口浩さんbewaadさんのエントリーを読んでいて、ふとそんな歌を思い出してしまいました。
もちろん、テクノロジーの進歩は色々な恩恵をもたらしているので、それを度外視するのはフェアではないと思うのですが、でも、その一方で失ったものもあって、それは単に選択肢が広がっただけではないような気がします。
反トラスト法なんかをやっていると、20世紀初めの判例なんかだと、立法者は経済的効率性だけではなく、小規模な事業者の保護も意図していたと言い切っていたのが、だんだんと経済理論が発展してくると、そういう理屈は少なくとも全面からは消えていくわけですが・・・一方で、経済理論に傾斜する中で見落としているものはないかという不安も裁判所にはあるんじゃなかという気もしてくるわけです。会社法なんかでも、同じような悩みをしばしば感じます。
私自身は、「たられば」は口にしないようにしていますし、後悔というのは余りしないようにしているんですが、でも、自分が過去にやってきた選択のコストとか代償、それから引け目みたいなものはいつも感じています。
大学の時に授業に行かずに学外活動ばかりやっていたことは、それはそれで今の自分の種になっているのでいいんですが、でも、ちゃんと大学の授業に出て学んでいた人に比べて自分が失ったものはあると思いますし・・・企業法務の弁護士になってよかったこともありますけど、検察官や消費者弁護士にならなかったことで失ったものの価値も感じます。
テクノロジーの進歩は取引費用を節約したという意味で効率性を高めたことは間違いありませんし、生存率や選択の多様性を高めたことも間違いないと思います・・・でも、幸せ、もうちょっと経済学的にいえば効用の絶対値を高めたとは、やっぱり限らないんじゃないでしょうか?
限定合理性なんかの話をしていても、限定合理性が効率性を低めているとしても、知らないが故の幸せということも本当はあるんじゃないかという気もするわけで・・・だから、テクノロジーとか技術の発展が悪いというつもりは全くありません。
でも、その過程で失われたものに目を向けたり、その価値を考えたりすることは大切なことなんじゃないかと思います。というわけで、私は、「テクノロジーは幸福をもたらすか?」という問いにyes and noであり、大切なのは、そこにあるトレードオフを見つめることだという意味で元ネタの記事に結構共感を覚えたりしました。
・・・ちなみに、今この瞬間直面している個人的なトレードオフとして、こんなブログを書いているよりも、ペーパーのファイナライズや試験勉強をした方がいいのに、こんな記事を書いているわけで・・・勉強。勉強。


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忘年会(試験打ち上げ) & 新年会 (私信)

いよいよ来週から試験という時期に入り、せっぱつまり具合もほどよい感じになってきておりますが、とりあえず忘年会兼試験打ち上げと新年会などいかがでしょう、というお誘いです。
一応22日の深夜がTake Homeの試験の締め切りなので、忘年会は23日(金曜日)の夜が妥当な線ではないかと思っております。
新年会の方は、全然未定ですが、1月の最初の週は私もNYにいないので、2週目か3週目の金曜あたりではないでしょうか?
多分、ぶらっくふぉーるずさんとNY Lawyerさんは一緒に試験のうさをはらしてくれるものと信じています。
新年会の方は、にょぷろさんにもご参加のご内諾(?)を頂いていますが、ゼミ飲み会を示唆していただいたneon 98さんや、ももんがさんにもご参加いただければと思っています。
・・・ろじゃあさんは出張とかないんですかねぇ^^
もちろん、ブロガー限定ということでは全くありませんので、NYで飲み会に参加できて興味がある方はコメント欄でもメールでもご連絡下さい。
・・・とかいって、誰も連絡なかったら、寂しいけど・・・


Posted by 47th : | 16:59 | コメント (8) | トラックバック (2) | 関連エントリー (0) | 雑感

サマータイム終了

今日の午前でサマータイムは終了して、通常時間に切りかわり。
午前2時のはずが午前1時・・・何か1時間得したみたいで嬉しいんですが、逆にサマータイムに切りかわるときは、損した気分になるのが不思議なところです。
この週末は、(また)買収防衛策絡みの論文を仕上げ中。ただ、こっちで仕上げても日本側の都合もあるので、いつ日の目を見るかは分かりませんが、テスト前とかに修羅場が来るのは避けたいところ・・・というわけで、とりあえずワープロ稿はこの週末で仕上げてしまおうかなと思っています。
敵対的買収といえば、世の見方は楽天はライブドアの時よりも不利という見方強いようですが・・・何ででしょうね?
あんまりつっこんで考えているわけではないんですが、ニッポン放送には、フジテレビという後ろ盾があったので、最後の落ち着きどころははっきりしていたわけですが、TBSは、そういうのはないわけで・・・20%近くの持分を持たれてしまった今や、何れは条件闘争の世界じゃないかと思うんですが・・・
まあ、先のことをいって外れると恥をかくし、当たったら当たったで、どっかから情報を得ているんじゃないかと思われると困るんで(笑)、このぐらいで。


Posted by 47th : | 02:04 | トラックバック (2) | 関連エントリー (0) | 雑感

「クイーン」

「クイーン」

・・・というわけで、先ほどQueen with Paul RodgersをContinental Arenaで見てきました。
既にライブの音源はCDで発表されているので、その意味では予備知識はあるわけですが、やはり「生」のPaul Rodgersは違います。
Queen_Return_of_the_Champions.jpg

おそらくQueenのコアなファンからいうと、色々とあるのかも知れませんが、Paul Rodgersはどう転んでもFredieの「物まね」にはならないという意味で、むしろ潔い選択ではないかと思います。
実際、We are the Championsの出だしなんかは、ほとんど鳥肌ものだし、Fat Bottom Girlなんかも、Paulの方が純粋に合っているような感じがするわけです。
・・・(以下若干ネタバレがあるので、日本公演に行かれる方はご注意下さい)


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Posted by 47th : | 00:20 | コメント (4) | トラックバック (2) | 関連エントリー (0) | 雑感

Movable Type 3.2Ja-2へアップデート・・・疲れた・・・

木曜日の朝の授業が終わり、今週はこれで上がり・・・ということで、楽天関係で思いついたことをエントリーしていると、Movable Type 3.2のアップデート版のリリースが開始されていました。
最近スパムコメントも多くなってきたので、スパム排除機能の強力なVersion3.2を入れたいと思っていたのですが、どうも色々と問題があるという情報もあったのでアップデートを控えていました。しかし、改善版が出たということで、早速アップグレード。
configuration fileの設定で、若干手間取ったものの、順調にアップグレードは進み、噂に聞いていたデザイン一新の管理画面にもお目見え。
ところが、サイトの再構築をしようとしたところ、500エラーの連発・・・念のためcgiのパーミッションを全部チェックしたけれど、やはり症状は治らず・・・で、過去のVersion 3.2関係の問題点を改めて見てみると、ロリポップのBerkley DB環境下でrecent_comment_onのスクリプトを使っていると、この症状が起こるらしい・・・全然、問題改善されてないじゃん・・・
テンプレートを修正するのも面倒くさいし・・・ということで、MT関係の情報の充実しているこのサイトを参考に、これを機にSQ Liteに移行することに・・・これが、またsix apart純正のDB変換スクリプトがうまく動かず一苦労。
最終的にOgawaさんの提供しているスクリプトを使わせてもらって、一見落着。
というわけで、現在、このブログはSQ Lite環境下で運営中・・・もっとも、DBの違いなど本当は全く理解していないのですが・・・まあ、とりあえず500エラーは出なくなったので、よしとしよう^^
アップデート中にコメントやTBをしていただいた方には、ご迷惑をおかけしたかも知れず、申し訳ありません。
そうそう、肝心のスパム・フィルターの方は早速活躍しているようで、既に3つぐらいの海外からのスパムをはじいています。
とか言っているうちに、もうこんな時間・・・予習、予習。

(追記)
スパム設定が厳しいのか、スパムでないコメントまで排除されることが、まだあるようです。
妥当なレベルに落ち着くとまで、コメントやTBが即座に反映されないことがあるかも知れませんが、ご容赦下さい。(Hard Waveさん、すみませんでした)。


Posted by 47th : | 15:42 | コメント (7) | トラックバック (2) | 関連エントリー (0) | 雑感

Quebecの秋

週末にCanadaのQuebecに行ってきました。
別にNYが危険だからというわけではなく、有名なメイプル街道の紅葉を見たいというパートナーの強い要望により、Montrealまで飛んで、レンタカーを借りてQuebecへ。
道中は前も見えないような土砂降りで、周りをトレーラーに囲まれると水飛沫で何も見えず、果たして無事に辿り着けるのかもあやぶまれたのですが、ノンストップで走ること3時間、Quebecに着くと雨は小降り。
フランス文化の影響を色濃く受けた城塞の残る街並みは、かなり私のツボ
Quebecの街並み~首折れ階段


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Posted by 47th : | 16:56 | コメント (3) | トラックバック (0) | 関連エントリー (0) | 雑感

高速道路で渋滞にあったとすると・・・

昨日のエントリーは、局地的な盛り上がりを見て意外とびっくりなんですが、ろじゃあさん、bfsさん、ny48thさん、どうもコメントありがとうございます。
私も、何だかんだ大学を見回して自分より年寄りの学生がなかなか見あたらないところまで来ると、十人十色、人生いろいろということも、それなりに分かってきたので、「楽しく」が万人にとってのキーワードになるとは思ってないんですよね。
逆にいえば、弁護士の仕事だから楽しさがあるというつもりもなく、多分、ニートの人たちでもそれなりに楽しんでいる人もいれば、「夢を実現した」と言われるようなプロスポーツ選手でも「仕事は仕事で楽しいもんじゃない」と思ってる人もいるかも知れないんで・・・
と、またまた、まとまりがなくなりそうなんですが、何だか「近道」がないということで、言いたかったのは、要するに地図や確実な道標はないし、そもそも目的地すらころころと変わったりするんだから、「○○を専門にしたいんですが、どうすればいいんでしょう?」とか、「かくかくしかじかの目標なら、これとこれをやるべし」とかいうのは、うまくいかないし・・・「楽しいかどうか」は自分で決められるけど、他人からの評価や客観的な実績というのは運や巡り合わせや、勘違い(?)の部分もあるので、それを基準にして、自分の費やした努力や時間が「割にあったかどうか」とか「報われたか」というのを数えだすと、何か苦しい、というか、つらいだろうなという気がしたんですよね。
ひょっとしたら、そういう具合にうまく結果を出すスキルというのもどこかにあるのかも知れませんが、このスキルに誰もがアクセスできるようになった時点で、その効用はなくなりそうですしね・・・
とかいうことを考えていると、何だか、こんな世知辛い世の中で生きていくためには、「寄り道」も「寄り道」として自分の生き方の中にとりこめるスキルとか、そういうのがいいな、と・・・
ちなみに、「寄り道」という言葉で思い出しましたが、こんな私は、高速道路で渋滞にぶつかったり、先に渋滞があると知ると、すぐに手近なICで一般道に降りて、空いている道、空いている道を探して、どんどんわけの分からない狭い道に入っていき、時にはバックでしか戻れない袋小路に入ったり、ぐるぐる回って、結局、おとなしく高速にいた方が目的地に早くついたというようなことも多々あるんですが、そういう回り道の途中で出会う、田圃の中のまっすぐな道とか、小川沿いの小道、入り組んだ海岸線の断崖絶壁の上を走る道とかが好きなんですよね・・・で、たまには地元の人しか知らないようなディープな裏道も発見しちゃったりするんで、仕事に限らず、一事が万事、この調子ということで・・・
ちなみに皆さんは、どうなんですかね?

(以下私信)
>bfsさん&ny48thさん
というところで、この辺の話題を肴に金曜日ディープに飲みますか?(Corporate Financeのテスト月曜日だけど(笑)


Posted by 47th : | 20:39 | コメント (4) | トラックバック (1) | 関連エントリー (0) | 雑感

「大人度」って何だろう?

つい先ほどまでヤンキース戦を見に行っていたのですが、戻ってきてのんびりとBloglinesをチェックしていたら、ろじゃあさんが「ビジネス・ローという領域・・ドレスコードとドレスチェックのある館(^^;)」という興味深いエントリーを書かれていて、「なるほどぉ」と暢気に読んでたら、いきなり自分の名前が・・・

本当に自己実現したいなら・・・地方で食っていくか東京等の大都心で食っていくかは別にして・・・早く実務の認識ができるような「大人度」を高める必要があるでしょうね。それは自分自身のリスクマネジメントができるかどうかということです。
  ここ数年、ろじゃあはこの事実をどうやって実務に携わっている(あるいはそれを希望する)世の中の若手に伝えるべきかを悩んでいるところなのでありました。アメリカに、たとえばNY大学のロースクールに留学するようなことがあれば自ずと自覚できるとおもうんですけどねえ。47thさんに話してもらったほうがいいのかなあ・・・。

え?・・・「大人度」ですか?
「NY大学のロースクールに留学するようなことがあれば自ずと自覚できる」・・・うっ・・・自覚が実は乏しい・・・っていうか、最近どんどんディープに趣味の世界にはまっていて、どちらかというと専門領域に関係のある証券取引法(Securities Regulation)なんかも「朝いちだし、細かそうだからいいや」とパスしてしまうという、いっけん「大人」とはおよそ対極にある行動原理で動いているのですけどぉ・・・
・・・というところで、自分がろじゃあさんの言わんとしていることを、とても正解しているとは思わないのですが、ろじゃあさんの示唆する「大人度」って、ひょっとしたら、そういう一見回り道に見えることを、自分の生き方につなげる能力と関係があるのかも知れませんね。
うまく言えないんですけど、趣味を趣味というだけで終わらせてしまうのは「子供」、逆に「役に立つもの」や「結果につながるもの」を集めることに終始したり、「要領」で世の中が渡れると思っているのは「小賢しい若者」で、自分の中の価値観と仕事をうまく結びつける道を見ているのが「大人」ということかな?と
・・・と、とりあえず、これから食事に出てしまうので、思ったことを脊髄反射的にろじゃあさんへのコメントに代えて書き留めておきます。
続きは・・・あるような、ないような・・・とりあえず、食事して明日の予習が済んだら考えます・・・あ、あとbunさんの謎は、私も実はすごーーーーく気になっているんですが、その昔のbunさんのエントリーで、会わぬもまた粋というのがあって、それにもすごく共感してしまったんですよね。


Posted by 47th : | 19:10 | コメント (1) | トラックバック (1) | 関連エントリー (0) | 雑感

ナイアガラ

先週末にナイアガラに行ってきました。
天気にも恵まれたのと、先週のホリディ・シーズンを外したのが効を奏したのか、十分にナイアガラを堪能することができました。
Rainbow in Niagara
100年以上の歴史を誇るアトラクションという霧の乙女号(Maid of Mist)に載ると滝の至近距離まで接近できます。
間近で見るアメリカ滝
滝壺周辺は雪崩落ちる水の圧力で暴風雨状態。ビニール製のカッパをもらうのですが、風に煽られて役に立たず、びしょ濡れ状態ですが、迫力がありました。
滝に落ちると、水の圧力で浮かんでこれないとか・・・
でも、過去に一人だけ生還した人がいるようです。
ちなみに、夜になるとライトアップも。
Niagara in Lights
一定時間ごとに紫とか青とか緑に色を変えていく滝を美しいと見るか、悪趣味と見るかは意見の分かれそうなところです。
ちなみに、夜のナイアガラのホットスポットは2カ所ある巨大なカジノ。
実はカジノ初挑戦だったのですが・・・ビギナーズ・ラックなどなく、あっという間に貴重な20ドル札が3枚消えていきました。
それにしても、あのスロットというのは何か性に合わないというか、延々とコインを入れてレバーをひいて絵柄が揃うのを待つというのは、何というか異様な虚しさを感じるんですが、アメリカ人には大人気なんですよね、何なんでしょうね。
まあ、どうでもいい話なんですが、もう一つどうでもいい話ついででいうと、ナイアガラの中心となるカナダ側のオンタリオ州では連邦税と州税が合計で15%!!・・・で、チップ文化なので、食事などすると支払金額は表示金額より3割り増しという感じです。
しかも、料理が今一つ(・・・というか一泊しかしていないので、そんなに食べ歩いているわけではないのですが、そもそも美味しそうな店が見当たらない・・・)
・・・まあ、でも、本当に滝としては天晴れです。
宿泊施設はカナダ側に固まっているのですが、アメリカ側へ徒歩で国境をわたって、滝のすぐ脇から滝壺を眺めるというのもなかなかオススメです。
というわけで、週末に旅行に行ったおかげで、今週は授業の予習のやりくりが大変なことになっていて、ブログの更新もままならず、ご迷惑をおかけしております<(_ _)>


Posted by 47th : | 20:14 | コメント (6) | トラックバック (1) | 関連エントリー (0) | 雑感

ろじゃあさんとお食事

昨日アメリカはLabor Dayでお休みだったわけですが、昼間は家で予習などしつつ(といっても、ケースブックそのものよりも奥野=鈴木のミクロ経済学Ⅰ・Ⅱとにらめっこしている時間の方が長かったりするのですが・・・)、夜はろじゃあさんとお食事に。
実はこのLabor DayはNYにしては珍しく、ヤンキースもメッツも遠征中でNYで野球の試合はなく、せっかくの好天でDay Gameには最高だっただけに、野球好きのろじゃあさんにとっては残念なことに。
まあ、でもHANBATは気に入っていただけたようで、よかったです。
このHANBAT、私はかなりお気に入りで、多分NYで一番多く行っている外食屋の一つではないかと思います。皆様もNYにお越しの際は一度おためし下さい。(ただし、ボリュームが半端ではないので、その辺りはご注意を。まずは、一人一品で量的には十分です)
ろじゃあさんと、私自身も色々なところでお世話になっている「某氏」(by ろじゃあさん)、それにNYUで同期の同業他社S君と一緒だったのですが、話に花が咲きあっという間に時間は経ってしまいました。
お二人は到着したばかりで時差ぼけもあるでしょうし、翌日もお仕事ということで、2次会にお誘いするのは遠慮してしまいましたが、今度は、日本かNYか分かりませんが、更にディープにいきたいものです。ね、ろじゃあさん。


Posted by 47th : | 11:25 | コメント (3) | トラックバック (1) | 関連エントリー (0) | 雑感

NY運転免許事情(1)

私は渡米してから1年以上になるのですが、実は、まだこちらでの運転免許をとっていません。
実際、マンハッタンに住んでいると地下鉄やバスが発達しているので、免許がなくても余り不便は感じなかったのですが、さすがに2年間NYに住んでいて、地下鉄とバスで行ける範囲のところしか見ないというのもつまらないので、さすがに免許をとることにしました。
・・・もっとも、今まで免許をとらなかったのは、免許取得が「かなり」面倒くさいということも理由の一つにあります。他の州はよく分からないのですが、ニューヨークでは外国人が免許を取得するのは、かなり面倒くさいというのも、結構大きく・・・


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Posted by 47th : | 22:19 | コメント (6) | トラックバック (0) | 関連エントリー (0) | 雑感

お礼とお詫び

7月7日に帰国して、あっという間にまた渡米の日を迎えてしまいました。
一時帰国中は色々な方々のお心遣いで本当に充実した時間を、幸いにも体調を大きく崩すこともなく過ごすことができました。
一時帰国中にお世話になった方々には、この場を借りて改めてお礼を申し上げたいと思います。
また、予想以上にばたばたとすることとなったために、お声をかけて頂きながらお目にかかることができなかった方や、本来こちらからご挨拶に伺わなければならないのに不義理を働いてしまった方もありました。
その方々へは、この場を借りてお詫びを申し上げたいと思います。
また、一時帰国中は外出がちでブログの更新もままならず、読者の方々にもご迷惑(?)をおかけしたかも知れません。
またNYに戻りましたら、徐々に更新頻度をあげていきたいと思いますので、どうか今後ともご愛顧のほどを宜しくお願いいたします。
それでは、また後ほど!


Posted by 47th : | 13:37 | コメント (3) | トラックバック (0) | 関連エントリー (0) | 雑感

「生」磯崎さんと対面

今回の一時帰国の楽しみの一つがブログを通じて知己を得た方とお会いすることなのですが、先日、念願の磯崎さんとの対面が叶いました(^_^)v
スキンヘッドでそちらの筋の方にも見えるという話を聞いて、勝手に妄想をふくらませていたのですが、想像していたよりも、ずっと柔らかな風貌と物腰でした。
ただ、お話の中で時折見せる鋭い眼光の中にisologueの切れ味の源泉を見たような気がしました。
それにしても楽しくて、生磯崎さんを見た興奮と、一人で日本酒を飲んでいたせいもあって、調子にのってしゃべり過ぎてしまったようで、磯崎さんには「その買収防衛策の謎がついに明らかに!」とセンセーショナルに煽っていただいたのですが、いや、実はそんな大したことないんです。本当に。
どこぞの私の上司も各方面で「隠し玉」があるかのように仰っているので、なんか風呂敷広げすぎの感があるんですが、これ以上引っ張ると逆に大変そうなので、さすがにそろそろ何かの形にはしようと思っています。
ところで、磯崎さんとのお話で盛り上がった、もう一つの話が、やはり社外取締役論で、ちょうどタイムリーに久々に紙ベースの日経を読んでいたら、大機小機に社外取締役の話が・・・で、「えっ?これは・・・」と思っていたら、磯崎さんが的確なつっこみを。
本場米国でも社外取締役が本当に機能しているかどうかは疑わしいところですが、人間である以上不可避的に向き合わなくてはいけない「弱さ」とか「過ち」が自分の中にもあることを率直に認めた上で、少しでもその問題を解決するべく努力することや、その意識を持ち続けることはとても大切なわけです。
「人の意見を求めるようになったら経営者としての旬を過ぎている」というのは、やっぱり?で、本当に自信を持っている経営者というのは、自分に対する正面からの批判を自らの糧にできるんじゃないかと思います。
それに社外取締役側の人材としても、磯崎さんのような鋭い目線を持った方が現れてきていますし、その経験とか考え方がブログを通じて広く発信されているわけですし^^、こうやって(借り物ではない)「日本の」社外取締役の実務というのがつくられていくんじゃないでしょうか。

・・・というわけで、脱線しましたが、磯崎さんとのお食事は本当に楽しく、あっという間に終わってしまいました。
社会的影響とかいった難しい話はよく分かりませんが、個人的なレベルで言えば、ブログを通じて、こうしたお付き合いの幅が広がるというのは、本当に大きいなという気がした夜でした^^


Posted by 47th : | 07:07 | トラックバック (2) | 関連エントリー (0) | 雑感

ごぶさたしました

ごぶさたしていました。
一時帰国直前のばたばたの中で更新しないまま帰国したのですが、帰国先でネット環境が整うのに多少手間取ってしまい、気がつくと更新をだいぶ怠ってしまいました。
それにしても久々に日本に帰ると、梅雨ということもあるんでしょうが、この湿度はこたえます。よくプロ野球で外国人選手が梅雨になじめずに体調を壊すという話を聞きま。昔は「そんなん言い訳や」と思ってましたが、確かにこれは結構大変かもしれないと改めて思ってしまいました。
そうやって更新を怠っている間にも世の中ではいろいろなことが起きているようです。とっととeliminateされたNYを尻目にロンドンがオリンピック開催地に選ばれ、喚起に沸く瞬間の生放送を見てJFKに向かったと思ったら、日本で最初に目にしたニュースが黒煙をあげるロンドンの地下鉄とふっとんだダブルデッカー…無辜の市民を犠牲にするテロというのは、本当に悲惨で怒りを覚えます。
・・・ただ、こうしたテロのニュースに触れるとき、大量破壊兵器の証拠がなかったにもかかわらず、一般市民を巻き込む空爆がなされ、今もなお平穏な暮らしを取り戻すことができないイラクの現状に対しても同じぐらいの怒りを覚えることができなければ、世界に横たわる相互理解の溝は埋まることはないのかも知れないという気もします・・・テロを防止し、テロ組織を厳正に処罰することは重要ですけど、「自由への敵」と一蹴するだけでは、テロはなくならないような気がします。これも統計をとってみたいところですが、直感的には9・11以降、テロ対策に費やすコストは飛躍的に伸びているのに、テロの発生件数や被害者は減っていない、むしろ、逆に増えているのではないかという気もします。もし、そうだとすれば、少なくとも単にコストを費やすだけの「テロ対策」にテロ抑止の効果はないということにもなるかも知れないわけで、本質的なテロ抑止のためのレジームが求められるはずですよね。発展途上国の貧困の解消という、今回のG8の方向性は、そうしたパラダイム転換なのかも知れませんが・・・本当に経済的な要因がテロの下地なのかと言われると・・・それならアフリカがテロ組織のメッカでないといけないはずですが、何だかこのパラダイムもどの程度根拠のあるものなのか、ちょっと疑わしい気もするところです。
・・・というわけで、いきなりちょっと重い話になってしまいましたが、他にも一時帰国でいろいろと思うところもあるので、ぼちぼち更新を再開していこうと思います。
みなさま、引き続き宜しくお願いいたします。


Posted by 47th : | 20:48 | コメント (5) | トラックバック (0) | 関連エントリー (0) | 雑感

「日本」的なものって?

皆さん、既にお気づきのとおり、私は「日本人にはあわない」というタイプの議論については、ほとんど脊髄反射的に「いや、それは合理性や限定合理性の枠組みで説明がつく話で、日本人だから、という話を持ち出す必要はないんじゃないの?」という反応をしてしまう人間なんですが、じゃあ、「日本的」なものを否定しているかというと、全然そんなわけではなかったりします。
というより、こちら(NY)に来て、「いや、日本は本当にいい国だ」とか「日本人はいいよ」と思ったりすることが多々あります。(もちろん、逆に「アメリカ人いいね」と思うこともあるのですが、比率的には圧倒的に前者です)
結局、経済合理性という意味ではかわんなくても、その現れ方とかディティールというのは、やっぱり民族とか文化で違いが出てくるし、人と人とが実際に触れ合う部分では、そこが大きいんですよね。
・・・なんてことを、にょぷろさんの日本女子たるもの・・・かくあるべきか?を読んで思い出しました。
正直、日本人でありながら、パート1で昇進の話を持ちかけられたときのエミコさんの反応は読みきれなかったのですが・・・(これがジェンダーということなのか、それとも単に私が鈍いだけなのかはおいといて)、パート2での反応を読めば、やはり日本人としては「ああ、なるほど」と思うし、「内心万歳だよ」とは思わないですよね、やっぱり。(「なんのこっちゃ?」と思う方はにょぷろさんの記事を読んでみてくださいね^^)
こういう文化の差は、(当たり前ですけど)厳然としてあるんだと思うし、そういうのは、やっぱり大切にしなきゃいけないと思うんですよね。
例えば、エミコさんにとって、仕事への誇りは給料や地位でははかれない、もっと、内面的なものなんですよね、多分。そういう内面化されている誇りを持って仕事している文化に、いきなり能力給みたいな形を入れればどうなるかというと・・・やっぱり、うまくいかないんですよね。きっと。
究極的には、この「内面化された価値」の効用が給与や地位とよりもその人にとって高い効用を持っているという形で、「合理性」の話に落としていくことは可能だと思うのですが、そこまで深く考えないのに単に能力給を持ってこようとしてもだめですよね・・・
そうした内面化された価値と外形的なインセンティブを、どうやったら結び付けられるのかを考えてはじめて、西洋的な合理性を日本に持ち込むということが言えるということなのかも知れません。
何か、まとまりのない話ですが・・・ところで、パート2で「マイクはどうすべきか」というところの答えは何だったんでしょうね?

(追記)
あ、でも北田選手の発言も、それはそれで分かるので、こういうメンタリティが排除されるわけでもないと思うんですよね


Posted by 47th : | 18:37 | コメント (1) | トラックバック (1) | 関連エントリー (0) | 雑感

次はどうしよう?

NYの法律事務所での研修も今週までということで、退職の準備とかもしないといけないのですが、最後に英語論文の日本語訳の仕事が残っていたりと、何だか落ち着かない週です。
日本を離れるときは敵対的買収防衛策が、やっぱり一番の関心事項だったわけですが・・・実は、正直、最近飽きてきたというか・・・余りにもポピュラーになり過ぎて、次々と出てくる事象をわざわざ海の向こうで追いかけるのも何だかね、という感じです。
まあ、不謹慎な話ですが、実際に"in play"の段階になって、相手方との駆引きをしながらディールをまとめていくという状況になれば面白いのでしょうが、予防策についての議論はよくも悪くも方向性が見えてきたので、あとは、ディティールに宿る神を洗い出すために今やっている実際のライツ・プランの「仕込み」と米国での買収防衛絡みの論点のまとめを済ませるぐらいにしておこうかなと思っています。
で、次は、といえば、とうとう成立した会社法現代化!・・・を読むのも疲れるので、もうちょっと趣味の領域に走ることを計画中です。


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ピンチの後にチャンスあり・・・のはずなのに?

みのもんた失言でスポンサーが降板!

みのもんた(60)が今月3日、キャスターを務めるTBSの朝のニュース情報番組「みのもんたの朝ズバッ!」の中で失言し、スポンサーが降板していたことが22日、明らかになった。ビールの効用について語った際「ビオフェルミンなんかのむよりビールを飲んだ方がいい」と発言し、同番組のスポンサーだったビオフェルミン製薬(本社・神戸市)が降板した。

ちょっと堅い話が続いたので、肩の力の抜ける話題で^^
こういう失言は、私も身に覚えがあるので、ひとごとではないんですが、何せスポンサーですから、顔に泥を塗るのはプロとしてあるまじきなわけですが・・・ビオフェルミンさんの降板とか、番組で「不適切でした」という謝罪をするという対処が、ビオフェルミンさんにとってベストの選択肢だったんでしょうか?
みのさんの失言は、もちろんスポンサーとしてみれば腹立たしいわけですが、これはもう「起きてしまった」ことなので、どうしようもないわけです。
であれば、その「起きてしまった」ことを、どういい方向に持っていくかというのを考えた方が何か建設的だったんじゃないかなという気もします。
・・・たとえば、本当にビール(まあ、みのさんご愛飲のビールとトマトジュースを割ったものでもいいんですが^^;)とビオフェルミンどちらがいいのかを「知ってるつもり」風に番組内でやってもらうとか(・・・ビールの方がいいという結果が出たら、やぶへびですが・・・まあ、そういうことはないとして)、で、予定調和的に「ビオフェルミンの方が体にいいですね。まいりました」ぐらいのことをみのさんにやってもらえれば、商品イメージも企業イメージもすごくアップするような気もするんですよね。
ピンチの後にチャンスありというか、企業の危機管理のやり方にも、もっと創造性があってもいいような気がします。この辺の「真面目さ」とか「堅さ」で日本人が損をしているところって、結構ありそうな気がします。
また、JR西日本の話に戻っちゃいますけど、ろじゃあさんやtoshiさんがとりあげていらっしゃるマンション住民の補償問題なんかも、この辺りの創造性・・・というか、横文字で言うとウィットの方がしっくりくるんですが・・・この乏しさが問題を複雑化している一因になっているんじゃないかとか考えたりしてみました。


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ヤボとは思いつつ・・・再び離婚率とワールドカップについて

昨日の「読み物」と「科学」の境界について、団藤さんから離婚「減少」現象を科学っぽくしてみましょうというTBをもらいました。
読む人が読めば、私の問題意識と団藤さんの関心が実は噛み合っていないことも分かるでしょうし、それもまたブログ界のワビサビということで、これ以上踏み込むのは「ヤボ」というものだというのは分かっているのですが・・・昨日から、何だか「直球勝負」モードなので、思いっきりストライクゾーンを外れてしまうかも知れませんが、敢えて投げ込んでみましょう。


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Posted by 47th : | 20:34 | トラックバック (0) | 関連エントリー (0) | 雑感

確かに私も憂鬱なんですが・・・

門外漢の私でもお名前ぐらいは知っている西尾幹二先生のブログ(これだけの方がブログを書いているところが既に凄い・・・こうしたエネルギーが大切なんですよね。きっと)の共同管理人をされている福井さんからニレコ事件は決着したが・・・にTBを頂きました。
実はTBを頂いた記事についてはLa Quatorze Juilletさんのところで紹介されていたので、既に拝見していました。
いろいろな論点が含まれている記事ですし、福井さんはUCバークレーで経済学のPh.Dをとられた経済学の専門家ということで、せっかくの機会ですので、胸をお借りするつもりで経済学的な論点にも踏み込みながら、少しコメントをしてみようかと思います。


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「読み物」と「科学」の境界

有名な団藤記者のブログ時評の「離婚の減少はサッカーW杯から始まった [ブログ時評26]」という記事で、離婚率の月別の統計をベースに日韓W杯が離婚率減少のきっかけとなり、ヨン様が更にその流れを加速したという話がされています。
これは「読み物」としては面白くて、タマちゃんと風太君ではどちらが癒し効果が高いのか、とか、若貴騒動と日本のW杯アジア予選通過ではどちらが影響力が強いのか、とか、話題が盛り上がりそうな話です。
ただ、「数字を使った読み物」が、「科学」や「学問」と同じ意味を持つかというとそれは違います。


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Posted by 47th : | 12:20 | コメント (5) | トラックバック (1) | 関連エントリー (0) | 雑感

気がつくと・・・

6月も第3週。ということで、私のNew Yorkでの研修も7月1日をもって終了予定なのですが、仕事で実際にやっている米国訴訟関係のディスカバリーの実務の話なんかもしようと思いつつ、気がつけば、やっぱり日本でやっていたM&Aの話とかが多いまま、研修は終わってしまいそうです。
・・・とはいえ、今年はNYのロースクールのLLMととるので、依然としてニューヨーク暮らしは続きます。
ただ、その前に7月にビザ切り替えのために一時帰国です。
ご存知のように、アメリカのビザ手続は最近厳しくてビザの切り替えのためには、一回国外に出ないといけません。しかも、全件面接主義なので、いちいち米国大使館まで面接に行かなくてはなりません(T T)。
まあ、1年ぶりに日本でおいしいものを食べるチャンスだと思って、いろいろと計画を練っているところです。


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Posted by 47th : | 17:44 | コメント (6) | トラックバック (1) | 関連エントリー (0) | 雑感

すぽーつ(観戦)・さんでー

AM 11:55-
こちらでは珍しくコンフェデ杯の日本vsギリシャが生中継。
前半あんなにシュート外しまくってたら勝てないよと思って、イヤな予感がよぎるが大黒様のゴールで辛勝。
結果としてみれば、俊輔が決勝アシストだけど、全体としてみると俊輔のところで展開がとまるケースが多い印象がある。
カウンターからの数少ないチャンスを活かすという意味では、やはり俊輔は物足りない。(スペイン語だったので聞き取れているわけではないが、)こちらのアナウンサーが名前を呼ぶ頻度も中田→柳沢→小笠原→サントスといったところで、中村は実際アシストをしたときぐらい。
NAKATAに関しては、彼の戦術眼とパサーとしての能力は中盤の底から組み立てる方がいきるような気がする・・・(しかし、ヴィオラにはマレスカがいるからなぁ・・・やっぱり移籍か・・・)
まあ、勝ったからよしとしよう。


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Posted by 47th : | 19:43 | トラックバック (0) | 関連エントリー (0) | 雑感

こんな政治家いたらいやだ・・・しかし、いる

Gov. Bush Seeks Another Inquiry in Schiavo Case (New York Times)

Gov. Jeb Bush asked a state prosecutor on Friday to investigate the circumstances of Terri Schiavo's collapse, saying a new autopsy report revealed a possible gap between when Ms. Schiavo fell unconscious and when her husband called paramedics.

前に Terry Schiavoさんの話ということで、植物人間状態となったTerryさんへの栄養補給の中止をめぐってアメリカが揺れたという話があったのを覚えているでしょうか?
結局、再三再四にわたるBush兄弟の試みも虚しく、司法はTerryさんの栄養補給の中止を命じ、Terryさんは亡くなりました・・・その後も、Terryさんは虐待されていたのではないかとかいう疑惑が起き、つい先日、その疑惑を裏付ける証拠がないということで決着したのですが、Bush弟はまだあきらめきれないようで、今度はTerryさんが倒れたときに夫のMichaelさんが911をした時間のくいちがいがあると指摘してきたようです。


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Posted by 47th : | 14:18 | トラックバック (0) | 関連エントリー (0) | 雑感

ぐらみんとモーソー

日本では朝型の人がそろそろ活動を始める時間だよねと思って、Bloglinesをチェックしていたら、ろじゃあさんのところが更新されているのを発見(・・・しかも2件!)
まずは星新一と環境問題を重ねる相変わらずの軽妙さに敬服しながら、NGOによる子供開発銀行・・・マイクロファイナンスと金融業の社会的責任という重そうなエントリーを読んでいると・・・ぐらみんの話が・・・
Book_061605.jpg ぐらみんについては、私がちょこちょこ書くよりも「ムハマド・ユヌス自伝―貧困なき世界をめざす銀行家」を読んでもらうのがいいような気がします。何せ自伝なんで、何割かの美化は入っているのでしょうが、それにしても、もう何年前になるのか分かりませんが、私にとっては「泣ける」本でした。
いろんなエッセンスがあるのですが、ユヌスさんは貧困にあえぐ人たちに高利で金を貸し付けます。貧しい人に高利貸しをするなんて、とんでもないという発想に対して、ユヌスさんは、「女性が高利で借りて、元本と利子を返済するために買い入れた原料に手を加えて付加価値をつけて売る。そして、元本と利息を返したときに、女性たちは自分たちが単に社会の重荷や男性に従うための存在ではなく、何かをやり遂げられる存在なんだという自信を持てるようになる。それが貧困からの脱出の一歩なんだ」と説明してくれます(何せ昔読んだ本なので、かなり意訳してしまっているかも知れませんが・・・)。
理想論に聞こえるかも知れませんけど、この中には「経済」とか「お金儲け」に対する本当に深い洞察があるような気がしますし、この発想を持つためには、多分、銀行家として富裕層も相手にした経済活動にどっぷり漬かっていないとできなかったような気がします。
企業法務の弁護士をやっていると、ときどき「知的好奇心を満たすから楽しいけど、これでいいのかな?」という後ろめたさみたいなものを感じるときがあります。そのときに、「ぐらみんみたいに、この分野をつきつめることで、きっと見えてくるものがあるんだ」というモーソーが、ひそかな救いになっていたりするんですよね・・・


Posted by 47th : | 19:17 | コメント (5) | トラックバック (2) | 関連エントリー (0) | 雑感

裁判員制度≒社外取締役?

陪審制度は「合理的」?について、いろいろとコメントを頂いたのですが、その後で拝見したtoshiさんの裁判員制度(弁護士の視点から)やはいじゃんぷ@よろずもめごと論さんの裁判員制度を読んでいて、私が勝手に感じたのは「市民感覚」というのは「世論」とか「民意」とか、そんな大層な話ではなく、言い方は悪いのですが、「独善的な裁判官にお目付けをつけなあかん」という、もうちょっと世俗的な話なのかなという気がしてきました。
というのも、toshiさんは刑事裁判をやる中で「裁判官というのは、検察・警察の捜査手法を否定することに消極的だ」とか、はいじゃんぷさんは「公共事業等に絡む事件では裁判官は「お上」に配慮しすぎだ」という問題意識が根底にあって、これを直すには「市民の監視の目」が必要だということなのかと思ったので・・・私の勝手な誤解だったら、大変に申し訳ないのですが<(_ _)>(ちなみに、はいじゃんぷさんは、刑事事件については裁判員制度導入には否定的なので、その点にはご留意を)
こういう意味での「監視の目」とか「外部の視線」という意味なら、確かに何も法律の専門家でなくてもいいのかも知れません。逆に、そういう「法曹界の常識」に染まっていない人をきちんと説得できないと判決が書けないとした方が、小難しいテクニカル・ワードや法律家同士の阿吽の呼吸で何とかするという「ごまかし」が効かない分、いいところもあります・・・で、この構造って、何かなじみがあるなぁと思ったら、「社外取締役だよね、これ」という気がしてきました。


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Posted by 47th : | 13:15 | コメント (13) | トラックバック (5) | 関連エントリー (0) | 雑感

アメリカ社会のGRAY ZONE

Black, White or Gray (New York Times)

Mr. Thomas is black, and he believes that his treatment is a result of racial discrimination.

On May 17, Mr. Thomas, who uses the first name Marc, sued G.E. He insists that racism is pervasive at G.E., not only at his unit's headquarters in Irving, Tex., but throughout the company, which is based in Fairfield, Conn. He is seeking to have the suit certified as a class action.

まず、この記事のネーミング・センスのよさに座布団を1枚。
内容としては、一種の典型的な企業内の人種差別問題なのですが、GEという米国を代表する先進的企業で起きたということが衝撃を与えているようです。
企業側(GE側)(WHITE)、黒人労働者側(BLACK)双方からの見方をバランスをとりながら紹介しつつ、最後に残る"GRAY ZONE"について次のように記者は述べます。

Both sides are marshaling their arguments. But already the suit offers an example of how people can look at the same numbers and draw opposing conclusions.

It shows that no matter how race-neutral its policies, no company can be certain that it has rooted out racism, particularly in locations far from where policies are set. It offers a powerful illustration that employees who feel wronged will not be satisfied by diversity programs or statistics showing that others in their group are progressing.

この事件の結論がどうなるかということは別に、色々な識者のコメントを含めて人種差別という問題が今なおアメリカ社会に根深く残っていることを印象付ける記事でした。


Posted by 47th : | 18:54 | コメント (1) | トラックバック (0) | 関連エントリー (0) | 雑感

BlogsphereとPosner

当たり前といえば当たり前の話で、最近日本のブログ界を騒がせているブログに対する規制議論というのは、アメリカでも話題になっているのですが、①Posnerという超大物が書いていること、②Posnerらしく「何となくそれっぽい」経済学的分析を使っていること(・・・しかし、よく考えるとそれぞれ言っていることは経済学的分析をするまでもないことだったりする・・・それもまたPosner・・・)、③結局、言いたいのはインターネット取引に州税・地方税を免除する法律には反対だということで、ツボにはまる人にはツボにはまると思うのでご紹介。

Blogging, Spam, and the Taxation of Internet Transactions-Posner


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Posted by 47th : | 09:55 | コメント (2) | トラックバック (1) | 関連エントリー (0) | 雑感

・・・orz

(6/9 追記)
「敵対的M&A対応の最先端―その理論と実務」がAmazonで購入できるようになったというので、リンクを貼ってみた。

Book_060105.jpg
敵対的M&A対応の最先端―その理論と実務

ところが、このリンク先を開いてみて・・・・思いきっり名前をミススペル?されていて凹む・・・orz

(6/9追記)
このブログをご覧くださっている方のご指摘により、なおりました(^^)


Posted by 47th : | 16:00 | コメント (4) | トラックバック (4) | 関連エントリー (0) | 雑感

イスタンブールへ

何か忙しいと行ってたわりには遊んでばっかりじゃんと思われるのが怖いのですが、来週木曜日までちょっとイスタンブールに行ってきます。
前からカッパドキアとか見に行きたかったのですが、今回のメインイベントは5/25にイスタンブールで行われるCL決勝です。サッカーに興味のない方にとっては、どうでもいい話ですが、私にとってはサブウェイ・シリーズよりも優先です。

というわけで、またまたしばらくブログの更新も途絶えるかと思います。
5月は何かばたばたしていて、かなりペースが落ちていますが、また6月になったら頑張ります。
で、この間に、前から少し話していた敵対的買収関係の本『敵対的M&Aの最先端~その理論と実務~』も書店の店頭に並ぶんじゃないかと思います。
元になる原稿を脱稿したのが、ライブドア事件の前なので、その後校正段階で少し書き足したりしていますが、その辺りで出版という絡みでのタイムラグはありますが、内容的にはブログでは書かないようなマニアックな話も入ってますので、そういうお楽しみはあるんじゃないかと思います。
こういう紙媒体とブログの使い分けというのも、カッパドキアに沈む夕日を見ながら、ちょっと考えてみます。
では、(多分)来週金曜日にお会いしましょう。


Posted by 47th : | 13:03 | トラックバック (0) | 関連エントリー (0) | 雑感

「規制」を待ち望む人々?

一昨日のレジ袋の話には、いろいろとコメントやTBを頂き、ありがとうございました。
政策立案手法というのは一つに限られないわけですが、個人的な好みとしては、環境問題を適切に(経済学的な意味で)内部化する仕組みを考えて、それを機能させるために規制枠組みを設計していくというアプローチをして欲しいという気がします。(二酸化炭素の排出権市場なんかのアプローチですね。もちろん、機能させるためには色々と問題もあるわけですけど・・・)
インセンティブを適切に設計した上で、目的達成のための具体的な手法は競争原理の下での創意工夫が促されるような方向性が私にとっては一つの理想です・・・とかいうことを思いながら、日課のNIKKEI NETチェックを始めると・・・

容器包装リサイクル法見直しで小売業とメーカーが要望

日本チェーンストア協会(佐々木孝治会長)は20日の総会で、レジ袋の削減に向けて一部有料化の法制化を要望する方針を明らかにした。

もっとも、その後の副会長さんのコメントを見てみると、「法制化を前提にレジ袋有料化の是非を検討していく」ということなので、「有料化の法制化を要望」というトーンとは少し違うような気もします。
ただ、事業者間の競争原理による創意工夫よりも、「お上」からの一律横並びの規制の方を好ましいと感じる精神みたいなものが垣間見えたような気もしてしまった記事でしたので、参考までに。

Posted by 47th : | 13:32 | トラックバック (0) | 関連エントリー (0) | 雑感

レジ袋「禁止」案の「?」

採り上げたい話は他にもあるのですが、やはり今週もばたばたしています。で、そんな中、脊髄反射的に頭を抱えてしまった、この記事について。

無料レジ袋の禁止案、ゴミ減量で環境省検討 (読売新聞)

 スーパーなどから提げて帰った後は、すぐに捨ててしまいがちなレジ袋を減らそうと、環境省はレジ袋の無料配布を規制する方針を決めた。
(中略)
 同省が検討しているレジ袋削減策の中で最も厳しいのが、同法を改正して、無料配布の禁止規定を盛り込み、違反したスーパーなどに罰則を科すこと。

 ほかに、同法にレジ袋削減の努力規定を明記したうえで、小売店などの業界団体と各店が具体的な削減協定を結ぶ方式や、事業者に削減実績の報告を義務付けて結果を公表することなども検討しており、来年の通常国会への同法改正案提出を目指している。
(中略)
同省廃棄物・リサイクル対策部は「消費者の協力が前提となる啓発活動や、業界の自主的な取り組みだけでは削減効果に限界がある。現状のまま野放しにはできない」と強調している。

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Posted by 47th : | 14:12 | コメント (4) | トラックバック (5) | 関連エントリー (1) | 雑感

 
法律・経済・時事ネタに関する「思いつき」を書き留めたものです。
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