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「間に合いません」のそのときに

ようやく旅行前後に見逃した他の方のブログを巡回する時間ができたので、にょぷろさんのレッドロックスの風を見よ!を拝見していると風太君の気品溢れる立ち姿が!・・・二足歩行動物なのに猫背の己を猛烈に恥じ、思わずPCの前で姿勢を正してしまいました。
・・・で、更に過去記事を拝見していると、もう一つ風太君が!・・・って、にょぷろさんのサイトを風太君目当てで見ていたのではなく、興味をひかれたのがJALで配膳用カートとトレイを未収納のまま着陸した事件に関するエントリー(「失礼いたしました・・・。」と「はぁ・・・」)です。


にょぷろさんのところで紹介されていた新聞記事だけからでは、今一つよく分からなかったので、JALのサイトを見てみると「5月14日JL726便の運航について」というお知らせがありました。そこにある事案の概要を見てみると・・・

 当該便において、備品収納用ハーフカート(2台)を後方調理室内にて未収納、ならびに機内食トレイ(約70名様分)を回収できない状態で着陸するという事態が発生しました。
 成田へ着陸態勢に入った際、機長が客室乗務員よりエコノミークラスのサービスが終了していないという報告を受けたため、着陸準備が間に合わないと判断し、着陸のやり直しを実施しました。
 その後、再度着陸態勢に入るまでの段階において、機内食トレイを一部回収するとともに着陸前の安全確認を実施しましたが、着陸までに時間がなかったことから、客室乗務員の判断でお客さまへ未回収のトレイを座席下に置いて頂くようご案内し、客室乗務員が後方調理室の乗務員用座席にシートベルトをした上で着席し、2台の備品収納用ハーフカートにストッパーを掛け固定し、手で保持したまま着陸いたしました。

いろいろと考えるところは多いのですが、まず素人にとって、よく分からないのは、「未回収のトレイを座席下に置くように案内すること」と「客室乗務員が後方調理室の乗務員用座席にシートベルトをした上で着席し、2台の備品収納用ハーフカートにストッパーを掛け固定し、手で保持したまま着陸すること」の安全性の問題です。
まあ、前者については、ちゃんと座席下におければいいのでしょうけど・・・でも、既に座席下に荷物とか置いていてしまえなかった人とかはいなかったんでしょうか?何かこのプレスの表現は、うがった見方ですけど「案内はしたけれど、実際にやったかどうかは分からない」みたいな感じもあります。
これは、ちょっと揚げ足どりだと思うのですけど、もっと気になるのは、後者の手で保持したまま着陸の話です。素人考えですけど、着陸時に「万が一」の事態が起きたときに「ストッパー+手で保持」で安全なんでしょうか?
後方にあるカートが前方の客室に慣性で流れて乗客に危険が及ぶこともありますけど、客室乗務員の方の安全性だって、「万が一」のときには避難誘導を含めて一般乗客の安全確保の任を背負っている客室乗務員の方々が真っ先に危険に陥ることがあるのは問題のような気がします。

もっとも、この辺りの安全性評価の話については、本当に素人の思いつきに過ぎないですし、この前もトルコから帰ってくるときのデルタ便で、着陸時に後方の配膳室の方で何かガチャンガチャン物が落ちるような音がしていたので(汗)、意外と安全性という観点からは、それほど「シビア」な問題ではないのかも知れません。
ただ、いったん機長は、報告を受けて着陸のやり直しをしたわけですから、その時点では安全性に問題があると判断したのではないかと思うのですが、再度の着陸の段階ではやり直しをしなかったのは何故なんでしょう?
もちろん成田は混み合ってますので、一度、着陸機会を逃すと、また待たされるというのはあるのでしょうが、でも安全とひき換えにする話ではないような・・・
もっと分からないのは、その上で後は「客室乗務員の判断」ということになっているところです。キムタクのやっていたGood Luck!で得た私の軽薄な知識によれば安全に関する全権は本来機長が担うはずなのではないでしょうか?
たとえば、機長が「カートとトレイの収納が間に合わなくても着陸をする」と決定したら、それは機長の判断であって、あとのトレイを下にしまうだのどうだののデティールは、あくまでその大枠の判断の中での次善策の決定の意味合いでしかないような気がします。
でも、プレスリリースを見ると処分されているのは、客室乗務員だけのようなんですよね・・・
サービスの問題なら客室乗務員でも、安全の問題はパイロットが最終責任を負うべきもののような気もしますが・・・にょぷろさん、どうなんでしょうね? <\p>

Posted by 47th : | 08:13 | 時事

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ああ、眠たい・・・寝たい・・・。 Section 741, 751…… う、、ア [続きを読む]

トラックバック時刻: 2005年05月29日 02:54

コメント

カッパドキアの法律の仏さまが・・・夢に出てきて・・・なぜか、私が「リバプール万歳!」と言っていたのをご存知でした。なぜだろう??・・・ってなボケはこのくらいにして、お帰りなさいヽ(´ー`)丿+TBありがとうございます。(残念でしたねぇ(´д`)・・・。ミラン・・・・。)

えっとですね、基本的には運航乗務員が客室体制がととのっているかどうかいちいち出てきてチェックすることはないはずです。とはいえ、最終的な責任者はキャプテンであることには間違いありません。

(日系もだと思いますが)米系などはかなり徹底していて、酔ったお客様、ぶつぶつ言ってる人などで手に負えないと判断したら客室が「なんとかなるかな?」と思っても、キャプテンが「だめ」と言えばそのお客様は搭乗拒否されます。滑走路まで行って引き帰してきたケース、何度か担当したのですが、キャプテンの判断は絶対です。

今回のケースは「客室の判断で」と明記してある点です。パイロットに「準備オーケーです」と虚偽申告したとか????という憶測が・・・。(で、でで・・・。聞きたいのはそういうことじゃないんだよ・・・というのはなんとなく予想しているのですが・・・。)

えっと・・・前回、あえてふれなかったところもおもいっきって踏み込んでみました。「私の妄想」を29日14時(アメリカ東)で更新し直しましたので、よろしければご参照ください。(でも。ものたりないかも・・・優柔不断ですみません・・・)

Posted by にょぶろ : 2005年05月29日 14:21

 
法律・経済・時事ネタに関する「思いつき」を書き留めたものです。
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