ふぉーりん・あとにーの憂鬱

47thさん、どうもです。タクシーの運転手さんやコンビニの店長など街角の景況感に敏感な方々を対象にした統計で、「景気ウォッチャー調査」（内閣府）というのがあります。堺屋経企庁長官が始めたもので、日銀は当初、ウケ狙いの統計とバカにしておりましたが、意外にトラッキングレコードが良いので注目しております。この調査でも景気回復は鮮明です。ただ、私はまだ回復の持続力には懐疑的でして、少なくとも私が運転手さんに聞く限り、東京でもさしてパッとしません（笑）。なお、所得情勢が厳しい方にとっての物価高はむしろスタグフレーションでしょうか。私もそうです（トホホ）。

＞本石町日記さん
恥ずかしながら「景気ウゥッチャー」なるものは知りませんでしたが、それは面白そうですね。
タクシーの運転手といえば、政界話も好きですよね。東京にいるときは、深夜帰宅も多かったので、ニュースの代わりにタクシーの運転手さんに色々と聞いて情報収集してたりしました^^;
「生活実感」ということでいうと、NYのブランド・ショップやアウトレットで一際目立つの日本人の姿を見ていると、アメリカ人に日本は10年以上デフレだったと言っても信じてもらえないんじゃないかと思うことがあって・・・そういう意味では生活実感と統計のギャップというのは、ありますよね・・・

こんにちは。「景気ウォッチャー調査」いいですよ。当分なくならないでしょう。こういうもの作ってくれるから作家というのはそうそうバカにできないんでありました（笑）。

「彼」についてはかもめはかもめのように「あきらめました」。森首相も我慢していたら替わってくれたので彼についてもその日を心待ちにしたいと思います。彼はきっと大臣になったというので自分自身の能力というかステージというか、そうしたものが上がったと、本気でお考えでそれに満足しておられるのでしょうね。

こんにちわ、heuristic biasですが、これは「近道探しによる偏り」と訳されることが多いです。Heuristicは確かに普通の場合「発見的」でいいんですが、行動経済学の場合は多少異なることをさしているので、こう訳されるようです。

＞bunさん
何かこちらではGSのチーフが財務長官に指名されたようですが、言葉の壁よりも大きな壁が立ちはだかるんではないかという気がします。
＞rs250yさん
ありがとうございます。
「近道探しによる偏り」ですか、確かに、語意としてはこちらが正確ですが、何か英語にあるゴロのよさがなくなってしまうのが惜しいですね。
何かいい訳ないですかね？

タクシーの運転手といえば、春先に両親と乗ったときのこと、よせばいいのに口下手な父が「運転手さんも、最近は景気がよくなったんじゃないんですか？」と言ったところ、烈火のごとく、「そんなことないよ！あたしらなんかは安く使われるような社会構造になっちまってんだよ」と言い出し、乗っている間（約10分弱）、「政治がワルイ」、「小泉改革は金持ち優遇だ！」と捲くし立てられました。

「一応、私、客なんだけれど」という感情を除けば、その運転手さんの言っていることはごもっともな中味でした。本石町日記さんご指摘のように「東京でもさしてパッとしません」というのは私も同意したいところです。

大臣言うところの「生活実感」こそ、個々人によって恐ろしく感じ方が変わってきているのが、今の日本社会です。

>heuristic bias(｢発見的バイアス｣という訳になるんですかね？何かしっくりこないものがあるんですが)

私もしっくりこないな、と思いましたので、いろいろと考えてみました。heuristic biasの訳語としては

「早合点」

でいかがでしょうか。ただこれだと訳出後にテクニカルタームであることがわからなくなってしまうので、「早合点偏差」とか「早合点バイアス」とかですか。

＞悪童さん
お疲れ様でした^^;
そういえば、深夜帰宅する途中で、仕事が弁護士だと分かったら、いきなり法律相談を始められたことがありました。
それはともかく、生活実感のばらつきというのは、大きくなっているのかも知れませんね。
それを無視するのは論外とはいえ、「格差社会」というマジックワードを濫発するのも解決にならないわけですが。
＞bunさん
「早合点バイアス」ですか、いいかも知れませんね。
ただ、heuristicは、必ずしも悪者ではなく、意思決定コストの削減といったプラス面も大きいので、「早合点」といってしまうと、少しネガティブな印象が強くなりそうな気もします。
でも、他にいい日本語があるかというと・・・うーん、もう少し考えてみます。