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蛇の生殺し?

理論的には首の皮一枚つながっているけど、カナリヤ軍団に2点差つけて勝つのが、最低条件という何ともびみょーな結果に、どう反応すべきか迷っている方も多いと思います。
せめてカカーが最後のごっつあんゴールを決めてオーストラリアの得失点差を-1まで持っていってくれればなぁ・・・というのはありますが、WBCでも韓国に3度目の正直で勝ったり、キューバを倒したりというのもあったんで、まだまだ分かりません。(力関係は全く違いますが)
日本代表の底力に期待しましょう(棒読み)。

それにしても、その後のお隣さんは見事でした。運もありましたが、それを引き寄せるのも勝負のうちと言える範囲のものでしたし(フランスのつきのなさを嘆くべきかも知れませんが)、何よりもクロスがあがると、ペナルティエリアに怒濤のごとく前を向いてつっこんでいく気迫を見習って欲しいものです。

ただ、韓国もまだ価値抜けを決めたわけではありませんし、何かトーゴは試合放棄かなどと不穏な話も出ているので、まだまだ予断を許さないところで、ジダンもイエロー2枚で次戦は欠場。
これが現役最後の試合というのも、何ともしまらないので、何とか勝ち残って欲しいところです。

混戦といえば、E組も予想に反して大変なことになってしまいましたね。
ガーナは強かった・・・というよりもチェコは全く別のチームとなってしまった。
別チームといえば、アメリカも「らしさ」が出始めたところでの、退場2人はきつかったですね。
デ・ロッシのはしょうがないし、あのぐらいのハンデがあった方が面白いかもと呑気に構えていたんですが、アメリカに退場者が出てからは、お互いプレーの質なんて言っている場合ではなくなっちゃって、何か今回の大会で初めて早く終わってくれという気持ちになった試合でした。
もっとも、ピルロの芸術的な壁越えパスとデルピエロのワンタッチは、決まれば今大会のベストゴールの一つだったのに惜しかった。
ただ、ああいうぐちゃぐちゃの展開はイアキンタとかデルピエロじゃなくて、ピッポだろうと思ったのは、私だけではないはず(笑)。
まあ、ガットゥーソも復帰したし、E組トップであることには変わりはないんで、ミランの中盤コンビで頑張って欲しいものです。

・・・と、ホントに最近サッカーの話題しかなくて恐縮なんですが、今日の試合を見ていても、「絶対に勝たなくてはいけない試合」なのに、得点をとるための得意パターンとか、ハイリスク・ハイリターンの攻撃パターンとか、猛暑の中での時間の使い方のメリハリは感じられないわけで、4年間の間、何をしていたんだろう?という疑問がよぎったんですが、そもそもそんなことは私が言わなく立って結構前から言われていたわけです。(ちなみに、私にとって、かなり説得力があったのは2004年8月8日付のこのコラム。このコラムに限らず、Variety Foorballは読み応えのある記事が多く(ミラン=リヴァプールのCL決勝の戦術分析も白眉)、お気にいりだったのですが、筆者が紙媒体に進出されたためにネットで余り記事が読めなくなって残念。)
テレビの前のギャラリーですら感じるような疑問を、まして代表育成に関わるサッカー関係者が気づかないわけはないはずですが、それでもジーコに委ね続けたということは、コーポレート・ガバナンスに重ねて考えてみると、いろいろと教訓のありそうな話です。

ただ、あと1試合首の皮・・・というか筋1本つながっているので、そこでのジーコの采配と成果、それに対するサッカー協会の反応を見た上で、また考えてみたいと思います。

あと、村上F事件とWCで忘れ去られてしまった感のあるCB一括法の話と上限金利規制の話も忘れてませんので、いずれ。


Posted by 47th : | 23:44 | Sports

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トラックバック時刻: 2006年06月19日 04:30

コメント

ガバナンスの面もそうですが、例えば以下の記事にみられるような組織マネジメントにおける「リーダーシップ論」も興味深いかと思います。

http://www.sanspo.com/soccer/06worldcup/news/st2006061901.html

試合数が限定されている短期決戦のなかで、たとえそう感じていたとしてもリーダー的な存在が本音を吐露してもいいものかどうか、なかなか難しいですね。「がんばろう」というのは簡単ですが…

Posted by 風街 : 2006年06月19日 12:00

...またも、6/18から気持ちが回復しきれてない状態ですが...

> テレビの前のギャラリーですら感じるような疑問を、
> まして代表育成に関わるサッカー関係者が気づかないわけはないはずですが、
> それでもジーコに委ね続けたということは、
> コーポレート・ガバナンスに重ねて考えてみると、
> いろいろと教訓のありそうな話です。
私は、個人的にですが
「今回のW杯はジーコに全面委任でいこう」
と決心していました。

理由は、下記の代表メンバー発表でのジーコ監督の発言に、
素直に感動&納得したからです。
http://sportsnavi.yahoo.co.jp/soccer/japan/kaiken/200605/at00009082.html

今回の代表選手選考や、試合の采配にはかなり疑問を感じてます。
(松井や松田を呼ぶべき/W杯豪戦でもっと早くFW代えるべき、etc)

しかし、後日この会見内容をネットで読み、
・発表の仕方や応対に、選手と日本国民への誠意と敬意が感じられた
(前任者の際は、発表も自分で行なわず山本コーチ&質疑応答も当然なし)
・日本サッカーの15年間の成長を支えてきて、理解している(はずの)人
・日本では、ここまで「規律」より「個々の自由」を重視する方式は
 良くも悪くもジーコしか出来ない気がする(ファルカンは半年でクビ..)
~ 実は「選手を成熟した個人として扱う=徹底した自由と自己責任を与える」
という、勇気と忍耐の必要な方式なのかも?
(鹿島では正反対に手取り足取り指導してたし、押し付ける方がラクなので)

という理由から、どこか納得してしまいまして..
『今回は何があっても、ジーコ流をひたすら支持=Support一筋でいこう』
と決めました。
この方針は、現在も変えずに保持していこうと思ってます。
(選手起用や采配について、論議は頻繁に行いますが ^^;)

「こんな基準で決めていいの?」という疑念はしましたが、
一人のファンとしては、こんな基準で決めても良いか..と判断しました。

..紹介されたコラムは、上記姿勢を完全に否定しているように見受けました。
{プロとは何ぞや~結果が全ての世界・浪花節的な人情で考えるからダメ?}
また、協会の責任者の立場には求められる基準は当然異なる、と思いますので
今後の47thさんの総括を、楽しみに期待したいと思っています。

Posted by vabo : 2006年06月19日 22:33

>風街さん
中田がリーダー向きかといえば、違うんでしょうね。
本当は、強烈なキャラクターを調和させるスキルというのも、代表監督の一つの資質なんでしょうが、この辺りは文化論的な問題もありそうですよね。
>vaboさん
いや、私もジーコは好きだし、祖国でもあれだけ尊敬されている人物が日本のサッカーの発展のためにこれだけの労力を割いてくれたということは、本当に感謝していますし、ジーコがいたからこそ、今の日本のサッカー界があるというのは否定できないと思います。
かくいう私自身、トルシエ政権時代に、彼の愛のなさに嫌気がさして(笑)、次はジーコにやって欲しいと思っていたりもしました。
ただ、そのことと指揮官としての資質は違うということなのかな、という気がしています。
上のコラムの筆者の方が2003年6月に書かれた「決別」というコラムも辛口ですが、本質を言い当てているような気がしています。
ただ、そのジーコを選び、4年間好き勝手やらせること、そしてそこに見える「もしかしたらアジアのセレソンがつくれるかもしれない」という夢を見たのは、他ならぬ日本人自身ですし、ジーコに全ての責任を負わせて終わりということではいけないと思います。
・・・まあ、とにかくあと1戦残っていますし、しかも、相手はブラジル。ジーコが日本に見ていたきらめきを、かけらだけでもいいから見せて欲しいし、何だかんだいって、最後の最後に何かが起こるかもしれないことを、私自身未だに信じていたりします。

Posted by 47th : 2006年06月19日 23:14

>47thさん
早速のレス有難うございます。

確かに紹介頂いたコラムは、ともに説得力ありますね。
私も5月中旬まで、かなり迷っていました。
(先刻お書きしたメンバー発表を読んで、やっとハラを決めた次第です)

まあ、
・W杯が終わった時点では、結果いかんに関わらず、ご指摘のような「検証」をすべきと思います。
 「検証無くうやむやなまま、また次」の繰り返しでは、
 過去を資産・教訓として生かせず、連続した発展は出来ない、と思いますので。

・ただ、現時点では
 「もう体制交代は出来ない+まだ1%未満だろうが可能性が残っている」状況である以上、
 『ひたすら応援する!』というのが、当面ベストの選択だと思うので..
 ブラジル戦はひたすら楽しみたいです!
 (この点、WC期間中の川淵キャプテンの言動は、さすがだと思っています。
  ジーコ監督激励も、「今の時点ですべき事」としては理に適ってますので。)

ただ、もう信じるは超えて、死中に入ってるけど活路もあるのかも、の心境に近いので...
結果どうこう以前に、まずはスカッとする良い内容を見せて欲しい、と願っています。
(いい内容をしていれば、サッカーの神様が微笑んでくれる事を副次的に期待しつつ...)

Posted by vabo : 2006年06月20日 01:57

 
法律・経済・時事ネタに関する「思いつき」を書き留めたものです。
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