今日はコネタが続きますが、これもクリップで・・・
Appeals Court Rejects Widow's Negligence Claim Against Gun Company
An appeals court on Wednesday rejected a lawsuit that the widow of a teacher gunned down by a 13-year-old student had filed against a gun distributor.
去年、映画になったRunaway Jury (邦題:オーランド・トライアル)では、陪審の評決で銃器メーカーに賠償責任が認められたわけですが、この訴訟に関してはうまくいかなかったようです。
法律論としてみると、因果関係はあるわけですが、この理屈を追及していくと、自動車事故の被害者は自動車メーカーから賠償をとれるという話にもなってしまうわけで、典型的な「相当因果関係」(proximate cause)の問題ということになりそうです・・・実際、2002年には陪審は120万ドルの賠償責任の評決を出したのを判事が採用しなかったのも、おそらくはproximate causeという法的判断の問題であって陪審による事実認定の問題ではないということだったのだとは思いますが・・・
・・・ということは映画では、陪審で賠償が認められたところでハッピーエンドだったわけですが、後日談として評決が採用されないということもあり得たわけですね。
まあ、そういうつまらないことは抜きにしても、陪審コンサルタントに焦点を当てた、この映画はテーマとしても興味深く、また、出演者の演技とかも素晴らしくイチオシですので、まだご覧になったことのない方は、お暇なときにどうぞ。