ふぉーりん・あとにーの憂鬱

　感想について同感です。
　最近、言論に対して思い浮かぶ反論が、自分の理性から来たものなのか、感覚からきたものなのか、はたまた感情からきたものなのか、分別が難しくなっている今日この頃ですが＾＾；

　誰が話したか忘れてしまいましたが、政策課題と政策の数についての議論を思い出しました。　「政策は、政策課題と同じ数だけ必要か、もしくは、政策課題より少なくてすむのか」という議論です。

　それらについて、正直「合理的な解決策なら、どれにフォーカスしてもかまわないのじゃないか。　もし、実現するのなら」と、思ったりします。　　

　マンキュー先生のブログ、面白かったです！　どうも、アメリカの有名ブログを知る機会がないので、折を見て紹介してくださるととてもうれしいです。

P.S.　利子率の記事、少々お待ちを…

BeckerのHuman Capitalの授業をリアルタイムでとってるんですが（笑）。今週のBecker-Posnerは，「あぁ，いつものやつだなぁ」と流し読みしてました。ちょっとだけBeckerの弁護をしてあげると，
教育を通じたHuman Capitalへの投資インセンティヴを上げる，という政策が上手に機能した例として，メキシコがあります。「子供を学校に通わせれば報奨金を出す」というインセンティヴ政策を採用し，それによってHCへの投資インセンティヴを確保し，国全体の生産性を上げることが出来ました。
Heckmanのやつは，Heckman, J., J. Stixrud and S. Urzua (2006) "The Effects of Cognitive and Noncognitive Abilities on Labor Market Outcomes and Social Behavior," forthcoming, Journal of Labor Economicsのことを言ってるのだと思いますが（このペーパーは，structualistのHeckmanの面目躍如，といった感じのすごいペーパーです），要は，若いうちのHC投資が大事だよ，ということの援用に使いたいのではないかなと想像します。

あと，途中に出てくるPabloのペーパー（job market paperでもある）は，先週だったか，workshopでやったばかりですね。
http://economics.uchicago.edu/pdf/Pena_041706.pdf
これですが，endowmentのところはともかく，HC投資へのリターンが拡大している，というところはかなり説得的です。

Teajunさん＞
問題は、政策課題が何かすら適切に設定できない場合でしょうね・・・どこの国とはいいませんが(笑)
学校と仕事の両立も忙しそうですので、利子の話はごゆっくりと(私も試験準備が修羅場に入りつつありますんで^^)
もりたさん＞
待ってました＾＾
このネタの第一の名宛人は、もちろんもりたさんです(笑)
BeckerのHC論・・・いいなぁ。
開発の上でも重要なテーマですが、より切実なところでは、法律事務所のHC管理が何とかならんかと・・・(以下自粛)
メキシコの実証研究のは凄く関心があるんで、もしcitationが分かれば教えて頂けないでしょうか。
それにしても、自分の最近のブログのネタを見ているとM&Aロイヤーとはとても思えないネタばかりですね・・・