ふぉーりん・あとにーの憂鬱

はじめまして

時機に遅れたTBかもしれませんが、Hさんの下記記事についてのご意見・ご感想を伺えたらと思い書き込ませていただきました。
http://kaishahou.cocolog-nifty.com/blog/2006/09/post_72e7.html

株主総会決議至上主義に懐疑（合理的無関心だから）し、無関心な株主とすれば株式買取請求、公正な価格（キャピタルゲインが保証されればよい）が求められるのかな？・・・と。

立法の裏側（学者や内閣法制局の役割）が大きく変わったようですね。。

＞t.k.さん
現時点では新会社法については不勉強なので、新会社法の下での解釈論については、H氏のブログを専らROMさせて頂いているだけの身ですので、恥ずかしながら私自身の考え方を述べるところまでには至っていないのが正直なところです。
ローエコ的なこととか、立法論なら思いつきで言えそうですが、解釈論は、余りに恥ずかしいことを言ってしまうと、帰国後の職業の安定に響きますので(笑)、ご容赦を。
ただ、一般論的なことでいえば、買取請求権は株主側で公正価額の立証（あるいは会社側の価格の不当性の立証)のコストが必要なので、ここでも集合行為問題はなお残るということは言える一方で、余りにも買取請求権を強く認めすぎるとホールドアウト問題(個々の株主が常に異議を述べておく方が望ましいということになると、決議が通らないという問題)が現れてくるので、匙加減の問題はあるような気がします。