今朝のエントリーで、夢真が予定通り12日にTOBを終わらせるかどうかが一つのポイントだという話をしたのですが、どうも予定通りに終了するようです。
夢真の日本技開へのTOB、12日に終了(NIKKEI NET)
夢真ホールディングスが7月20日から日本技術開発に実施していたTOB(株式公開買い付け)が12日終了する。応募結果は夢真が15日、関東財務局に開示する。日本技開にしかけた敵対的買収に対して、夢真に賛同する株主がどの程度いたかが明らかになる。
相当数の応募があったということになると、ホワイトナイトであるエイトコンサルタントも色々と方針を考え直さないといけないところが出てくるでしょうし、9月の定時株主総会の運営もやりにくくなりそうです・・・が、普通に考えれば一方で118円のTOBがかかっているわけで、夢真のTOBに応募する株主は多くないと思われるのですが・・・どうなんでしょうね?
ちょっと喉の奥に刺さった小骨のように気になるのは、今回のTOBでは株券がなくても応募ができるわけで、株式分割後の新株券が手許に来た段階でエイトコンサルタントの公開買付けに応募する可能性を理論上は払拭できないというところです。
もちろん、そんなことをすれば株主側の契約不履行で損害賠償という話になるので、敢えてそんなリスクをとって応募する株主が多いとも思われないのですが・・・今回のスキームにおいて不可避的に生じるこの決済リスクの部分が何か不思議な現象をもたらさないか・・・若干気になるところです。
というわけで、15日の公開買付報告書がどうなっているか引き続き注目していきたいと思います。