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「生」磯崎さんと対面

今回の一時帰国の楽しみの一つがブログを通じて知己を得た方とお会いすることなのですが、先日、念願の磯崎さんとの対面が叶いました(^_^)v
スキンヘッドでそちらの筋の方にも見えるという話を聞いて、勝手に妄想をふくらませていたのですが、想像していたよりも、ずっと柔らかな風貌と物腰でした。
ただ、お話の中で時折見せる鋭い眼光の中にisologueの切れ味の源泉を見たような気がしました。
それにしても楽しくて、生磯崎さんを見た興奮と、一人で日本酒を飲んでいたせいもあって、調子にのってしゃべり過ぎてしまったようで、磯崎さんには「その買収防衛策の謎がついに明らかに!」とセンセーショナルに煽っていただいたのですが、いや、実はそんな大したことないんです。本当に。
どこぞの私の上司も各方面で「隠し玉」があるかのように仰っているので、なんか風呂敷広げすぎの感があるんですが、これ以上引っ張ると逆に大変そうなので、さすがにそろそろ何かの形にはしようと思っています。
ところで、磯崎さんとのお話で盛り上がった、もう一つの話が、やはり社外取締役論で、ちょうどタイムリーに久々に紙ベースの日経を読んでいたら、大機小機に社外取締役の話が・・・で、「えっ?これは・・・」と思っていたら、磯崎さんが的確なつっこみを。
本場米国でも社外取締役が本当に機能しているかどうかは疑わしいところですが、人間である以上不可避的に向き合わなくてはいけない「弱さ」とか「過ち」が自分の中にもあることを率直に認めた上で、少しでもその問題を解決するべく努力することや、その意識を持ち続けることはとても大切なわけです。
「人の意見を求めるようになったら経営者としての旬を過ぎている」というのは、やっぱり?で、本当に自信を持っている経営者というのは、自分に対する正面からの批判を自らの糧にできるんじゃないかと思います。
それに社外取締役側の人材としても、磯崎さんのような鋭い目線を持った方が現れてきていますし、その経験とか考え方がブログを通じて広く発信されているわけですし^^、こうやって(借り物ではない)「日本の」社外取締役の実務というのがつくられていくんじゃないでしょうか。

・・・というわけで、脱線しましたが、磯崎さんとのお食事は本当に楽しく、あっという間に終わってしまいました。
社会的影響とかいった難しい話はよく分かりませんが、個人的なレベルで言えば、ブログを通じて、こうしたお付き合いの幅が広がるというのは、本当に大きいなという気がした夜でした^^


Posted by 47th : | 07:07 AM

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