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Coming Age

さて、実は来週は春休みということで、今日はある意味その初日。

一応、週の後半には疲れをとるため南の島に逃亡予定ですが、この1週間で春学期前半予習で遅れた分や、気になっていたけど忙しさに追われて手をつけられなかったものに手をつけなくてはいけないので、決して暇というわけではないんですが、それでも、やはり1週間授業がないというのは、気分的には楽なものです。

折しも、New Yorkは昨日から春の陽気に恵まれ、気温も摂氏で15度ぐらい。
長閑な陽射しの中をCentral Parkを散歩したりもしたんですが、今日は、随分前にある人から送って頂いた未発表論文へのコメントに集中していました。

中身や執筆者については、まだ未公表のものですので口外できないのですが、実に知的興奮を誘う論文でした。

アメリカの会社法では、経済学的なアプローチで政策論や解釈論を展開するのは当たり前で、今では、自分で回帰分析をはじめとした実証分析もやってなんぼという世界になりつつありますが、日本でも、近い将来そういう状況になっていくのかも知れません。

セントラル・パークの木々の蕾と合わせて、何か新しい時代の足音を感じる、そんな一日でした・・・って、読んでいる人には何のことか分かりませんね(笑)


Posted by 47th : | 11:17 PM

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コメント

こんにちは。

ミクロの国のみなさんが、ゲーム理論を使って法と経済に関連する研究をする、ということでしたら、既に日本でも流行になっていると言ってもいい気がしますが、マクロの実証分析ならまだしも、ミクロの実証分析をするために、データを得てそれを分析しようと思っても必要な情報がほとんどない、そうした悩みがあります。先日のストイックさの話ではないですが、自分でデータ収集できるほどのお金を集められるようになると、事態はもっと改善されるようになるのでしょうが・・・。

Posted by bun : March 13, 2006 03:28 AM

>bunさん
仰るとおり、データセットを作るのが一苦労なんですよね。しかも、何とか集まっても、そのデータの集計過程が明らかでないことも多く、単純に数値を比較していいのかどうかも分からないということも出てくるので。
結局、彼の国ではデータと統計学の分析が議論に勝つための道具として非常に有効視されているので、そこにお金が集まるけど、わが国ではデータで白黒つけられてしまうと困る人たちが多いので、なるべくデータを攪乱しようとするというところなのかも知れませんね。
ただ、それでも、少しずつ時代が変わってきつつあるような気もしていますが。

Posted by 47th : March 13, 2006 09:05 AM

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